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時間管理や優先順位などの仕事の仕方や学び方を知る

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今回は「ドラッカー経営学」より

「時間管理や優先順位などの仕事の仕方や学び方を知る」の話をして行きます。

 

【目次】

 

 

 

仕事の仕方と学び方

 

初めからこんなことを思うのもなんですが、「仕事の仕方に対しての正解」というのは実はありません。なぜなら、人それぞれのタイプもありますし、仕事の内容や、周りの環境などによっても変わって来るからです。

とは言え、それを言ってしまってはそれで話は終わってしまいますし、「人や環境による」と言ってしまったのでは、そんなことは誰にでも分かっている。という話になってしまいます^^:

ですから、ここでは大まかに「知っておいた方が良い種類」の話を簡単にして行きます。

 

・一人でやるか、人と組むか

・リーダーか、フォロワーか

・攻めの仕事に強いのか、守りの仕事に強いのか

・対人的な仕事が良いのか、対物的な仕事が良いのか

・プレッシャーがあった方が良いのか、淡々としていた方が良いのか

・大きな組織が良いのか、小さな組織が良いのか

 

などに分けることが出来るのです。

そして、分けることが重要なのではなく、最も重要な事は「自分の強みや長所」を活かすことです。分けるだけでは意味がありません。その分けた中から「自分の力を最も発揮しやすい環境」を作って行く事なのです。

 

例えば、私の場合でしたら、基本的に一人で淡々と仕事をしますし、最低限のコミュニケーションは大切だと思いますが、基本的に余計なおしゃべりはしたくありませんし、時間の無駄だと思っています。

且つ、あまり有能だとは思えない人の話を聞く気にはなりませんが、成果を出している人の話や、やり方は大変重要だと感じています。そして、自分自身が先頭に立って営業をして成果を出すことは得意ですが、データを出したり報告したりは面倒ですし、時間に無駄だと感じるので誰かにやって欲しいと思っています。

 

今、思うままに書いたのですが、当然のことながら、このことをどんな状況でも一貫するわけではありません。その時の状況で分けて行きながら「最も効率の良い仕事の仕方」を探し、その環境を作って行きます。

部署が変わったり、仕事が変わった場合など、多くの人は「以前のやり方」を持ち込もうとします。それがうまく行く場合もありますが、当然環境が違いますのでうまく行くとは限りません。そのような場合に柔軟に対応して「最も成果が出る方法や環境」作って行く事です。

そこで最も重要な事は「自分の得意な方法」や「自分の強みや長所を活かすこと」になるのです。

 

学習の仕方や学び方も同じです。読むタイプの学習スタイルが良い人もいれば、聞くタイプの人、見て認識するタイプか、などを分けてみることです。もちろん、どれもすべてやってみることも大事ですが、早めに自分のより良い学習方法を知っておくことで、より効率よく学んで行く事が出来るのです。自分にとって効率が悪い学習方法では努力のわりに成果が得られない事も多いのです。

趣味の勉強や学習であれば、じっくり敢えて苦手な勉強方法を試しても良いかも知れませんが、仕事の成果を上げることを目的としている場合は、有限である「時間」を無駄にしないためにも最も効率の良い学習方法を理解して行くと便利です。

 

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時間管理

 

先ほど、「時間が有限」という話を少ししましたが「知識社会」においては「ヒト」が唯一の経営資源。という話を以前にしましたが、その唯一の経営資源である「ヒト」が最も制約を受けるのは「時間」です。この「時間」だけは、どんなに有効活用しても「24時間」以上になることはありませんし、どれだけの富裕層や大金持ちでも時間を増やすことは出来ないのです。

 

そこで重要になのは「時間管理」ということです。

時間管理をすることで時間を有効に使い、24時間という限られた時間を使って成果を出して行く事が重要になるのです。

 

簡単な時間管理のコツ

 

「時間を有効に使いたい」とか「使える時間を増やしたい」という人は多いと思います。ですから、巷には多くの書籍が溢れ、「時間有効活用」とか「時短」という事が言われているのです。私自身、余りその類の本を読んだり、テレビやネットで情報得たりしていないので本の内容や巷の情報などは分かりませんが、時間を有効に使うコツはかなり単純な3つの事でまとめる事ができます。

 

1、何に時間を使っているか記録する

2、自由に使える時間を管理する

3、使える時間をまとめる

 

この3つの流れにまとめることによって「時間管理」をする事が出来るのです。

 

まず「時間が何に使われているか」という事を知ることから始まります。多くの人は手帳などを使うと思いますが、それらを活用して、せっかく自分のスケジュール管理のために手帳を使っているのであれば、それを活用して「自分が何に時間を使っているか」という事を理解すると良いですね^^

そして、手帳などの活用から「自分が使っている時間」がおおよそ分かったら、今度はより細かく分析して「時間を浪費させている要素」を探して行きます。そしてその「時間の浪費させている要素」や「非生産的な行動」を排除して行く事が重要なのです。

 

そして、「非生産的な行動」を排除して行くと必ず「細切れになった自由に使える時間」が出来るハズです。その「細切れになった時間を活用するスキマ時間の活用」という考え方もありますが、「細切れになった時間」を「まとめる」事でより集中して重要な仕事に取り組む事が出来るのです。

 

これを徹底して行く事で有効な時間管理が出来るのです。

 

 

 

優先順位と順位付けの原則

 

「選択と集中」という言葉をよく聞きますが、「やらなければならない事」や「やりたい事」よりも「使える時間」が圧倒的に不足していることがほとんどなので、その選択と決断を迫られることになるのです。そのような状況で成果を上げようとすれば、当たり前ですが「使える時間」を有効に使わなくてはいけません。そのためには効率の悪いモノや成果が出ていないものを捨てることが必要になるのです。

そして「捨てる」という事に必要なのは「捨てる勇気」です。

 

実際に「捨てる(効率が悪いからやらなくなる)」事に対してハッキリと「いらない、不要」と言い切れる事は余りありません。私自身も新規獲得施策をする時など「やれば、もしかしたら新規獲得できるかも知れない」と思うモノなどいくらでもあります。ですが、「時間と費用に余裕があればできる」ケド「効率が悪い」というモノに対しては(一時的も含めて)捨てなくてはなりません。そういう時に「捨てる決断」をする時に必要なものは、やはり「捨てる勇気」になるのです。

 

何の指標もなく「捨てる勇気」だけでは不安も多いと思いますので、「優先付けの原則」をお伝えします。

 

1、過去ではなく未来を選ぶ

2、問題ではなくチャンスを選ぶ

3、横並びではなく独自性を尊重する

4、無難なものではなく変革をもたらすものを優先させる

 

という事を念頭に選択したものに「ヒト・モノ・カネ」を集中して投入して行く事が大切になるのです。

 

例えば2の「問題ではなくチャンスを選ぶ」ということに関して言えば、問題が起こる状況というのは「過去に出来ていたものが崩れた状態」なワケですので、「問題にフォーカス」する時もありますが、「原状回復よりも新たなチャンスにフォーカスする」方がはるかに大事です。その選択が難しいからこそ、先ほどもお話しましたが「捨てる勇気」が重要になり、その「勇気の裏付け」が「優先順位付けの原則」になるのです。

 

今回の話があなたの「時間管理」や「優先順位の決定」のお役に立てれば幸いです。