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【ドラッカー経営学】優れたコミュニケーションとは

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こんにちは

クローバーです^^

 

今回は「ドラッカー経営学」を題材として「優れたコミュニケーションとは」という事について話していきます。

 

【目次】

 

 

 

4つのコミュニケーションの原理・原則

 

会社も組織の一つである以上は「コミュニケーション」はとても重要になるモノです。それ自体は多くの会社でも認識され、理解されているのですが、それでもコミュニケーションがうまく行っていないことが多々あります。それはなぜなのでしょうか?

「ドラッカー経営学」によれば「コミュニケーションの原則」を理解していないためにうまく行かないという事です。

 

対人関係などでのコミュニケーションも、もちろん重要なのですが、今回は会社組織としての流れを円滑にしていくための「原則」になります。その原則は以下の4つになります。

 

1:受け手に認識されて初めて成立する

2:受け手に期待されたものだけが受け入れれられる

3:受け手に対して要求を伴う

4:コミュニケーションとは別物だが、相互依存の関係にある

という4つの点だと言います。

 

1の「受け手に認識されて初めて成立する」というのは「話が聞こえていなかった」というようなことではなく「話が一方通行」だったり「送り手が言いたい事だけ」に所移転を当てている事が挙げられます。トップダウンの会社やワンマンな会社にありがちなことですね。「言いたい事、伝えたい事を一方的に伝える事」はコミュニケーションでも何でもありませんね^^;

 

2の「受け手に期待されたものだけが受け入れられる」というのは、簡単に言えば「受け手が望んでいることを理解する」というと分かりやすいのではないでしょうか。対人関係的な言い方をすれば「相手が望んでいることを話し、嫌がるようなことは話さない」という事になるでしょう。

 

ただし、すべての部下や従業員が期待する事を探り続けては先に進みませんので、基本的には「物事の全体を把握している人」が期待する事を伝えて行くという事になります。「仕事上のコミュニケーションがうまく行っていない所」では「ボトムアップと称して、物事の全体を把握していない部下のいう事だけを聞いている」という事が挙げられているのは、まさにそういう事なのです。

 

3の「受け手に対して要求を伴う」というのは「2」にもありましたが「物事の全体を把握している部下や従業員」などに対しては「コミュニケーションとしての要求」が伴うのです。「部下や従業員に要求する」という事は「部下や従業員に対する期待」でもありますし「貢献意欲」の向上にも繋がるのです。この「向上意欲」というのは、後で少し触れていこうかと思いますが、経営学者のバーナードが「組織の成立条件」の一つとして挙げているモノです。

 

4の「コミュニケーションと情報は別物だが、相互依存の関係にある」というのは、情報量だけが多すぎてしまって消化不良になったり、情報量が少なすぎて何をやったら良いのか分からない。という状態ではコミュニケーションがうまく行っていない。という事になるのです。

 

私自身もかつて部下に良かれと思って、事務的な作業のやり方をたくさん動画にとって誰でもいつでも見れる状態にしていたので、「これで新人さんも速やかに成長してくれる」と思っていたのですが、ただ情報(その時は動画)だけをたくさん用意しても、文字通り「コミュニケーション不足」となってしまったことがあります。

 

 

 

仕事上のコミュニケーションがうまく行っていない

 

先ほどの項目でも少し触れましたが、仕事上のコミュニケーションがうまく行っていない所では、以下の3つの状態が考えられると言います。

 

1:上意下達で「送り手が言いたい事」に焦点を合わせている

2:ボトムアップと称して、物事の全体を把握していない部下のいう事だけを聞いている

3:情報量をやら増やしているので消化不良になっている。

という3つになります。

 

先ほどの項目で大まかに説明していますので、ここではこのようなコミュニケーションの状況から抜け出す事が出来るかという事についてですが、それは「目標管理」を徹底することです。この「目標設定」を徹底することで、先ほど挙げた「4つの原理・原則」を満足させる事が出来るのです。

 

先ほどの「コミュニケーションの4つの原理・原則」を「目標設定」と絡めて考えてみると、

1:運営、経営側からの一方的な話ではなく「受け手に聞き入れられる話(目標)」をする。

2:受け手が「期待している事」「望んでいる事」についての話(目標設定)

3:受け手に達成してもらいたい事や、やってもらいたい事をコミュニケーションの一つとして「要求(目標設定)する」

4:目標達成ために必要な情報の提供

という事になるでしょうか。

 

バーナードの組織成立条件

 

先ほど、少し触れましたが経営学者のバーナードの組織成立条件は以下の3つです。

 

1:協働目的

2:貢献意欲

3:コミュニケーション

です。

 

それを踏まえて考えてみると「目標設定」が「自己都合の目標になっている」とか「組織の利益を考えていない」というような目標であれば「貢献意欲」が希薄という事ですので「正しい目標ではない」可能性があるワケです。

 

昔、働いていた会社で精神年齢があまり高くないアルバイトが多い職場で中間管理職をしていましたが、そのスタッフさんたちに目標を自由に書いてもらったことがあります。すると冗談抜きで「彼氏を作る」「ディズニーランドに行く」「たくさん遊ぶ」といったようなものが多く閉口したことがあります^^;

若干、時間はかかりましたが、最終的には「数字を入れた目標」を作れるようになりましたが、それを可能にしたのも「コミュニケーション」だったことは間違いなく言えることだと思います。まず「原理・原則1」が大変でしたが、それを越えると案外スムーズに行った気がします^^

 

ぜひとも円滑なコミュニケーションで素晴らしい組織を築いて行って頂けたらと思います。

 

今回の動画は「才能開花」や「対人魅力アップ」のご利益があるパワースポット「芸能浅間神社」さんです^^

 


芸能浅間神社【芸能上達・才能開花のパワースポット】

 

ご覧いただいたすべての人に幸運が訪れますように♪