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最大のチャンスに他社より優れたものを活用する【ドラッカー経営学】

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こんにちは

クローバーです^^

 

今回は「他社より優れたものを活用する」という話を「ドラッカー経営学」を題材に話をしていきます。

 

【目次】

 

 

 

 ビジョンと目標設定

 

経営戦略を考える時に「この産業や市場、または商品構成や流通チャンネルなどからみて、あるいは社員の立場から見て、理想的な会社とはどのような会社なのか」という事を自問することが必要になります。これは一言で言えば「ビジョン」というモノになります。

 

この「ビジョン」がない事には新しい仕組みを生み出すことはできません。

例えば「こんな家に住んでこんな暮らしがしたい」というビジョンがあるからこそ、家を設計する事が出来るのです。そのように「あるべき姿」「なりたい姿」の基本構造が新しい仕組みを生み出すためのスタートになるのです。

 

更に言えば「ビジョン」は社長や経営陣だけがもっていても仕方がなく、「会社のあるべき姿」を全社員が分かるように鮮明に描くことが大事になるのです。

そのように「全社員が分かるように」ビジョンを明確にすることで、それに向けて全社員のベクトルが合っていくのです。

 

ビジョンが明確になったのであれば、今度は「目標設定」をすることも大事になります。ここでの「目標」というのは「いつまでに」「どのようなレベルのことを」「どれくらい行うか」という事を「数値化する」という事なのです。一言で言えば「定量化する」という事です。

 

若干、くだらない話ですが、私がかつて中間管理職なったばかりの頃の職場は比較的若い年代のアルバイトスタッフさんが多い職場でした。その時に個々の目標設定をするためにアンケートを書いてもらったことがあります。その目標設定に「○○くんと別れちゃったから新しい彼氏を作る!」みたいなことが書いてあって閉口したことがあります^^;

もちろん、そのような経営者やマネージャーは存在しないと思いますが、「地域一番」とか「お客様のためになる会社」というのはありがちですが、それらは「スローガン」であって「目標」ではありません。

ですから、しっかり「数値化する」という事が大事になるのです。

 

最大のチャンスを活かす

 

それが出来て次のステップは「強みに焦点を合わせる」という事です。この「自社の強み」を知っておかないと「自社の最大の費用対効果をもたらすビジネスチャンスをは何か」と考えた時に「自社の強み」「他社より優れた所」をフル活用する事が出来ません。「最大のチャンスに自社の強みをぶつけた時に最大の成果」が生み出されることは間違いありません。

 

では、この「最大のチャンス」が訪れた時にどのような人にそのチャンスを任せるかという事が重要になるのですが、それは「社内で最も優秀な人に任せる」という事が重要になります。そうすることによって「最高の成果」を生み出すことになるのです。

また、一つの原則があり、それは「凡庸な人にリスクのあるチャンスは任せない」という事です。

 

最大のチャンスには「他社にはない自社の強み」と「社内で最も優秀な人材」を駆使して「最高の成果」を生み出すという事が重要になるのです。

 

では、そもそも「最大のチャンス」というのはどこから来るのでしょうか。という事になります。何もせずに「チャンスが来るのを待っている」というのは愚かなことです。

「運」「チャンス」「脅威」などは会社の経営に大きく影響をします。ですが「運次第」というのでは「経営」とは言えません。

経営というのは「チャンスを活かし、弱みや脅威を強みに変えることで切り拓いていくもの」なのです。

ですから「弱みや脅威をビジネスチャンスに活用しよう」と考え始めた時に思いがけない業績の伸びがあるのです。先ほどの「チャンスはどこから来るのか」という問いの答えの一つは「弱みや脅威を強みに変えようとした時にやってくる」という事になるのです。

 

 

 

弱みを強みに変え、脅威をチャンスに変えるには

 

マイナス要因をビジネスチャンスに変えるためには以下の3つの質問をすると、多くのことが見えてきます。

 

1:事業を弱いままにとどめ、業績を停滞させている弱みは何か?

⇒生産行程、産業構造、市場の非効率性などに原因がないか検証する

2:事業を行う上で成果(売上と利益)とコスト(ヒト・モノ・カネの投入量)がアンバランスになっているものは何か

⇒生産活動、流通、会社規模などの「アンバランス」がないかを検証する

3:その経営環境は本当に脅威かを検証する

⇒脅威と思い込んでいるだけという事もあり、検証すれば「潜在的チャンスの発見」に結びつく場合もあります。

 

それらを「徹底検証」したうえで「どのようにすればよいか」「どのような能力や技術を身に付ければよいか」を考えて行く事が「弱みを強みに変える」「脅威をチャンスに変える」事に繋がっていくのです。

この場合の多くは「弱みと思い込んでいるだけ」「脅威と思い込んでるだけ」などがほとんどです。例えば「自店舗は駅から遠いことが弱み」だと思い込んでいたが、実は「思い込んでいただけ」で「店舗家賃の安さ」「地域密着型店舗」など「強み」となることは結構あるのです。

ですから「思い込み」ではなく「検証してみる」という事で「ビジネスチャンス」がやってくるという事になるのです。

 

という感じで今回はこのあたりで失礼します。

 

今回の動画は「切り拓く」という事もあり、「導きの神さま」「道開きの神様」とした知られる「猿田彦大神(相殿・八坂神社)」をお祀りする日枝神社の境内社の動画にしようと思います^^

 


【導き・開運のパワースポット】山王稲荷神社と猿田彦神社・八坂神社~赤坂日枝神社~

 

ご覧いただいたすべての人に幸運が訪れますように♪