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企業家精神とベンチャー企業成功条件【ドラッカー経営学】

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こんにちは

クローバーです^^

 

今回は企業家精神とベンチャー企業成功条件についての話を「ドラッカー経営学」を題材に話していきます。

 

【目次】

 

 

 

企業家精神

 

「企業家精神」というのは、新しいモノにチャレンジし、新たな分野を切り開いていく「行動力」のことで、私たちに最も必要なモノなのです。また、発想力や想像力、チャレンジ精神などを含めてのことです。

1996年のドラッカーへのインタビューによれば、「企業家精神でトップに君臨しているのは韓国」という事です。一般的に「シリコンバレー」などが有名ですし「ベンチャー大国」と言えば「アメリカ」というイメージが強いですが、ドラッカーによれば1996年の時点で、すでにアメリカではなく韓国だという事なのです。

 

では第2位はどこかと言いますと、アメリカでも日本でもなく「台湾」という事です。正直、私もあまり知らなかったのですが、台湾は半導体などのハイテク産業でリーダー的な地位にいるという事です。

日本やアメリカはと言いますと、ドイツと並んで「アメリカ・ドイツ・日本」で第3位グループを形成していると言います。さらに言えば、ドラッカーへのインタビューが1996年ですから、2020年の現在ではブラジルやロシア、中国、インドなどが「3位グループ」を形成しているかも知れません。

 

他にもベトナムやトルコ、インドネシアなど、起業家精神ランキング(?)で急上昇の国々もあるのです。

 

ドラッカーは「企業家精神ナンバー1の幻想」を抱いているアメリカに次のように警鐘を鳴らしています。

大量生産と顧客サービスで日本に追い抜かれようとしていたときに、アメリカの経営者たちは、自分たちが最高だとうぬぼれていた。今度は企業家精神へのうぬぼれのために、韓国にも抜かれる恐れがある

 

(引用:ドラッカー経営学)

 

これは、アメリカへの警鐘だけではなく「製造技術では世界一」と信じて疑わない日本にも言える事かも知れません。

 

ベンチャー企業成功条件

 

ご存じの人は多いでしょうし、今更ではありますが「ベンチャー企業」とは新しい技術や高度な知識などで大企業では実施できない創造的、革新的な経営をする企業のことです。誰でも知っているような「楽天」や「サイバーエージェント」「メルカリ」などは「ITベンチャー企業」です。

 

そのような「誰でも知っているようなベンチャー企業」になるまでには、どんな企業も初めからうまく行っていたワケではないでしょう。

何の本に書かれていたのか失念してしまいましたが、「社長というのは経験値が圧倒的に違う」という事が書かれていました。多くの「社長」と呼ばれている人たちは「多くの失敗」の中から「成功を掴んでいる」事になるので、人がしないような失敗もたくさんして来ているというのです。

そのように「多くの失敗を乗り越えられるだけの精神力」や「継続的なチャレンジ精神」も大事ですが、それだけでは厳しいビジネスの世界を生き抜くことはできないのです。「ドラッカー経営学」によると以下の条件が「ベンチャー企業成功の条件」という事です。

 

1:市場志向を貫く

「自分の技術」や「自分が創造したもの」が思わぬところで評価を得ても「自分の考え」と「市場の評価」が違う場合に「市場の評価を信じようとしない」事が多いです。

または「その市場の評価を否定する傾向が強い」のです。

 

2:利益よりもキャッシュフローを重視する

会社が急成長する時には常に「現金」が不足するものです。そのことを認識しておかないと帳簿上の収入と支出の差である「利益」に意識が行きがちになってしまう傾向にあります。生物に栄養がないと存在できないように、会社には「利益」ではなく「キャッシュ:現金」がないと存在できないのです。

 

3:仕組みの確立

会社が成長期にさしかかると、一気に急成長することが多いのですが、その時に社員教育や人材育成などが出来ていないと必ず無理が生じてきます。その原因は社長(創業者)がすべてを一人でやろうとしているからです。会社の規模が小さい時は何とかなりますが、会社の規模が大きくなればそれぞれの分野で責任を持ち、意思決定できる状況や人材などの「仕組みづくり」の確立が重要になります。

 

4:創業者の役割を知る

事業が成功して会社が勢いに乗ると経営者の能力を超えて拡大することがあります。その場合の「経営者の能力を超えた拡大」というのは「成長」ではなく「膨張」です。会社は「経営者の器以上には大きくならない」のです。ですから、「いつまでも創業者自身が経営しようとする」事によって会社の成長を阻害したり、存続の危機を招いたりします。

これは経営者の器が部下よりも小さいという事ではなく「仕組みづくり」がしっかりできておらず、いつまでもトップダウンでいることによってそのような事態を招くという事です。「部署などによって自分より優れた部下を育成する」という事で「いつまでも経営者が自分で経営する」という事態を回避できるのです。

 

 

 

人材の育成とアウトソーシング

 

「人材派遣」や「外注化」というのは今では当たり前になってきていますし、「仕事が欲しい」という人と「仕事を外注に任せたい」という企業の需要と供給があっている仕組みだと思います。ですが、これらの関係というのは「会社と働き手の関係が希薄」という事になります。すべての関係がそうだとは言いませんし、その関係が重要な事も多いのですが「人材を育成すること」もとても重要な事なのです。

 

人材派遣や外注化によって「雇用管理」「人件費の変動」などから見れば良いのですが、先ほども触れましたが「会社と働き手の関係が希薄」ですので「忠誠心」や「組織文化」などが希薄になるという事ですので中長期的な見方をすれば「人材の育成」というのは競争を勝ち抜くためにも必ずやっておかなくてはいけない事なのです。

 

「人こそビジネスの源泉」という事を忘れずにおきたいものです。

 

という感じで今回はこのあたりで失礼します。

 

今回の動画は「万物生成のご利益」として知られる「造化三神(アメノミナカヌシノカミ様、タカミムスビ様、カミムスビ様)」と太陽の神様「アマテラスオオミカミ様」をお祀りしている「東京大神宮」の動画です^^

 


【恋愛成就・縁結びのパワースポット】東京大神宮~Tokyo Daijingu Shrine~

 

ご覧いただいたすべての人に幸運が訪れますように♪