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中小企業診断士試験・企業経営理論の概要「経営と企業活動」

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こんにちは

クローバーです^^

 

今回は中小企業診断士試験の科目の一つ「企業経営理論」についての概要のお話をしていきます。

 

【目次】

 

 

 

企業経営理論の役割

 

ご存じだとは思うのですが、中小企業診断士の1次試験の試験科目というのは企業経営理論を入れて7科目あります。「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・政策」という7科目なのですが、企業経営理論はその中心にあり、ほかの6科目と密接に繋がっている科目でもあるのです。

 

企業経営理論の役割で言えば「トップマネジメントの意思決定」というモノが大きな役割と言えるでしょう。この「トップマネジメントの意思決定」というのは「会社の方向性」や「組織造り」「マーケティング」などを決定していくものなので極めて重要なモノになるのです。

余談ですが、「トップマネジメント」というのは「社長や役員クラス」の事で、次いで「ミドルマネジメント:部、課長クラス」次いで「ロワーマネジメント:係長、主任クラス」という形になります。

 

話を戻しますが「トップマネジメント:社長、役員クラス」が会社の方向性や組織作りをする時の「意思決定」をする時には「企業経営理論」が中心になるのです。その意思決定から、「生産オペレーション」や「定量数値管理」「システム化」に繋がっていきます。

「生産オペレーション」であれば、生産管理や店舗販売管理などより現場の問題となり「運営管理」に繋がりますし、「定量数値管理」でしたら「お金の管理の問題」になるので「財務・会計」に繋がり、「会社のシステム化」となれば「情報の問題」になってくるので「管理情報システム」へと繋がっていきます。

 

例えばトップマネジメントが「新しい事業を始める」という意思決定をした場合に「何を何個生産する」「どれだけの人員を集める」というようなことは「生産オペレーション:運営管理」となりますし、「新しい事業はどのくらいの売上があり支出はどれくらいある」などは「財務・会計」となり、新規事業をシステム化する場合には「情報管理システム」となっていきますので、会社の方向性などを決めていくトップマネジメントの意思決定に携わる企業経営理論は7科目の中心となっているのです。

 

また「中小企業診断士の試験」で言うのであれば企業経営理論は「経営戦略」を中心に「人を活かす、人を動かす、組織をつくる」という事を学ぶ「組織論」と「顧客や市場を学ぶ」という「マーケティング」というように3つの要素から構成させれています。

そして、この「経営戦略」「組織論」「マーケティング」は試験ではだいたい3分の1ずつくらいの出題になるという事です

 

経営と企業活動

 

「経営とは」と言いますと私自身、多くのビジネス書籍や成功哲学の本を読みましたが成功されている経営者の方々は素晴らしい信念や考え方などをお持ちです。そういった素晴らしい信念や考え方も必要なのですが、ここでは「中小企業診断士の試験に関しての経営とは」という形で話していきます。

 

「経営」とは、「組織(企業)」があるところに成立するものです。

では「組織」とは何かといいますと

「同じような目的を達成したいという時に2人以上の人が集まって共通の目標に向かって活動していくところに生まれるモノ」です。

そして、組織の代表的なモノが「企業」になります。

 

では「企業の役割とは、その本質とは何か」と言いますと

「常に時代が求める「付加価値」を提供しつづける事」です。

 

ある「市場」から「原材料(経営資源)」を調達し、調達した原材料を加工することで「製品」となります。そしてその加工した製品を販売することで「利潤」を得ます。そして得た利潤をまた再投資して行くという流れになります。

そして、「市場」⇒(調達)⇒「原材料(経営資源)」⇒(加工)⇒「製品」⇒(販売)⇒「利潤」⇒(投資)⇒「市場」という流れの事を「ゴーイングコンサーン」と言います。

 

ですから「ゴーイングコンサーン」を通して「付加価値を生む」という事になるのです。そして、このサイクルをうまく回すためには「マネジメント」が必要になるのです。

マネジメントとは:

⇒企業の目的を達成するために適切な手段、方法、適用して改善していく事です。

そして、マネジメントをしていくためには「会社の方向性」が必要になるのです。

なぜなら、いくらマネジメントをしっかりやっても会社の方向性が間違っていたら元も子もないからです。

⇒そして、その「方向性を与える」という事が次の「経営の目的」に繋がっていくのです。

 

経営目的:経営理念・経営ビジョン・経営目標・ミッション

 

経営目的とは

⇒経営戦略の立案の前提になっていくモノで、「経営理念」「経営ビジョン」「経営目標」「ミッション」によって具体化される。

 

経営理念:企業を経営するにあたっての信念

経営ビジョン:経営理念に基づいて示される「会社の具体的な将来像」

経営目標:具体的な経営指標など

ミッション:経営理念やビジョンを達成するための「具体的な行動指針」

という事になります。

 

更に詳しく話しますと、

【経営理念】⇒創業者の想いや創業者の精神などで「不変的なモノ」になります。

例で挙げると:「お客様の笑顔の創造」や「豊かな社会づくりに貢献」など抽象的なモノがほとんどです。

 

【経営ビジョン】⇒一言で言えば「長期目標」で先ほどの経営理念と違い「不変的なモノ」ではなく「時代に合わせて変化するモノ」です。社長が変わった時などにも変わるものでもあります。

例で挙げると:「○○製品で世界1の売上になる」とか「××製品でシェア30%にする」というようなモノになります。

 

ここまでの流れが「経営と企業活動」という事になります。

 

初めて聞くような言葉も出てきますが「7科目の中心」であることや「意思決定にかかわる事」など繰り返し学習していこうと思います。

 

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