こんにちは
クローバーです^^
今回の中小企業診断士資格試験の勉強のまとめは「企業経営理論」で主に「経営管理の原則」や「技法」に関しての内容です。
【目次】
ファヨールの経営管理の原則
⇒ファヨールという人が経営管理の原則として「14の管理原則」を提唱しました。
その14項目は次の項目です。
※試験では14項目全部覚える必要はなく重要なモノだけをピックアップ。そして「組織論」でも学んでいきます。
1:分業(専門化)
2:権限と責任の一致
3:規律
4:命令の一元性
5:指揮の一元性
6:個人利益の全体利益への従属
7:従業員の報酬
8:権限の集中
9:階層組織
10:秩序
11:公正
12:従業員の安定
13:創意の気風
14:従業員の団結
機能別組織と関連性が高いのは、①分業(専門化)、④命令の一元性、⑤指揮の一元性、⑧権限の集中、⑨階層組織の諸原則です。
分業(専門化)の原則
⇒分業(専門化)の原則とは、経営目的達成に必要な職務を分割し、担当者が、単一の活動に従事できるように配分しなければならない、という原則のことをいいます。
これにより、専門的知識と熟練を容易に習得することが可能となり、経営能率を高めることが可能となります。
→簡単に言えば、ある一人の担当者にすべてを任せるのではなく、ほかの担当者にも「分業」をして「専門性を高めていく」という事です。
命令の一元性の原則
⇒命令の一元性の原則とは、担当者は、1人の責任者からの命令のみを受け取らなければならない、という原則のことをいいます。
仮に遵守されなかった場合、命令を受ける部下の方で混乱が生じたり、命令を発する上司の方で権力闘争が生じる恐れがあります。
→簡単に言えば、1人に部下に2人の上司がいれば「2方向から指示が行く場合」も考えられますので、そうなると部下は混乱してしまう。という事です。
指揮の一元性の原則
指揮の一元性の原則は、命令の一元性の原則と明確に区別されます。
指揮の一元性とは「同一目標をもつ活動の指揮者と計画は1つだけである」という原則をいいます。
つまり、1つの事業を実行しようとするとき、責任者は1人でなければならず、双頭の状況は避けなければならない、という原則です。
権限の集中に関する原則
指揮者に権限が集中しすぎると、組織の規模が拡大してくると、指揮者の負担が大きくなり、組織が機能不全に陥ってしまいます。
そのため、ある程度の権限を部下に委譲していかなければなりません。
ただ、そこで問題になるのは、「どの権限を委譲するか」「どの権限は委譲してはならないか」というように臨界点を明確にすることです。
このように、役職に応じてどの程度権限を委譲するかを定めること、を権限の集中に関する原則といいます。
→基本的には「トップ」に権限が集中するものです。ですが、組織が大きくなるとトップの負担が大きくなっていきます。
ですから、「権限を分担する」という事なのです。
階層組織の原則
命令の統一を図るため、トップから下まで情報伝達の経路を設けなければなりません。
組織はタテ割りに階層化され、階層ごとに権限が付与されていきます。
このようにして構成される階層組織において、ファヨールは、情報伝達の効率性を高めるには、いわゆるヨコのつながりが重要である、と主張しています。
このヨコの連絡を、ファヨールは階層組織における「架け橋」と呼び、階層組織の原則として強調しています。
ファヨールの14の管理原則には、経験主義的色彩が強く見られます。
目標管理の技法
策定した経営計画を実行に移す際には、次のようなさまざまな目標管理の技法を用います。
1:シックス・シグマ
⇒シックス・シグマとは、統計的管理幅を±6シグマに定め、不良品の発生率を100万個につき3.4個未満に抑えようとする品質管理手法のことをいいます。
2:TQM
⇒TQM(Total Quality Management)は、総合的品質管理と定義され、単なる製品の品質管理活動(QC→Quality Control)ではなく、経営の質やサービス業務の質などの品質の向上を目指すなど、企業経営全体に関する品質マネジメントをいいます。
3:クロス・ファンクショナル・チーム
⇒クロスファンクショナルチームとは、全社的な経営課題を解決するために、既存の組織の枠にとらわれず、必要な人材を集めて構成されるプロジェクト・チームやタスク・フォースのことをいいます。
→営業部門なら営業部門、生産部門なら生産部門というような形ではなく、営業部門からも生産部門からも管理部門からも「横断的に人を集めて組織化する」という事です。
クロス・ファンクショナル・チームは、従来の縦割り組織で硬直した組織の経営改革、業務改革を実行するのに非常に効果があります。
という感じでこの項目はここまでにします。
「用語」として初めて聞く言葉も多いのですが実際の企業活動として当てはめてイメージしてみると結構わかりやすいかも知れません^^
繰り返し勉強つづけて行きましょう!
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