こんにちは
クローバーです^^
今回は滝川広志(コロッケ)氏・根岸榮治氏の名言・格言集です^^
【目次】
滝川広志(コロッケ)氏の名言・格言集
・僕が芸能界に入って(2018年時点で)三十八年という歳月が流れました。
この間、自分なりに無我夢中で走ってきましたが、ふと振り返ると、かつては「賑やかし」として扱われていたものまねが、いまや一つのエンターテインメントとして確立し、ものまねだけで舞台やコンサートを開けるようになりました。
これは僕にとって大きな喜びです。
・どこか醒めたような若者の中にも向上心のある子、本気でぶつかってくる子がいます。
僕はそんな子には、惜しげもなくものまねのネタを提供します。
「え?ネタをばらしちゃうんですか?」と驚く人もいます。だけど、僕は誰かにネタを提供することで、ものまねの世界が大きく発展していけばいいという考えです。
・傍目では辛い状態にあっても、笑顔を絶やさない母がいてくれたおかげで僕たちは惨めだとか、貧乏だとか思わずに生きてこられました。
母の生き方と教えは、僕の人生の原点になっています。
・明日の生活もままならないような時に笑顔でいられる(母の)この強さは何なのだろうと、いまでもよくそのことを考えます。
それはやはり子供に対する愛情が人一倍強かったからなのでしょう。
・いつの頃からか、我が家の柱には母の字が書かれた、黄ばんだ紙が貼られていました。
あせるな
おこるな
いばるな
くさるな
まけるな
僕は事あるごとにこの「あおいくま(縦読みの意味)」を思い出し、心の支えとするようになりました。
・もともとおとなしくクラスでも目立つことがなかった僕ですが、中三の時に片思いの女の子ができ、遠足のバスで彼女の大好きな郷ひろみさんになりきって歌ったところ、皆が驚いて注目してくれました。自分の殻を破り、弾けることを覚えたのは、この時です。
・高校を出て芸能界入りを模索していた頃、知人をとおして赤塚不二夫さん、タモリさん、所ジョージさんにものまねを見てもらうチャンスがやって来ました。
(中略)最後に言われたのが「似ているけど、面白くないよね」という一言は、さすがにグサリと胸に突き刺さりました。まさに打ちのめされたという感じです。しかし、この言葉は逆に僕を奮い立たせました。
・面白いものまねは何だろうと考える中で、自分でも納得できる芸ができあがってきました。
「やれる」と確信した僕は、荷物をまとめて上京することを決意するんです。
・コロッケという芸名は、表情がコロコロ変わって面白いという理由で、当時のショーパブのマスターが付けてくれたものです。
・(ものまね王座決定戦で)優勝した時、母は一言「これからたい」と言いました。
おまえはまだまだこれからなんだよ、表現を変えれば、威張るなよ、傲慢にならずに頑張れよ、と僕に伝えたかったのだと思います。
・(2018年時点で)三十八年の芸能生活の中で僕はいろいろな人を見てきました。
有頂天になっていつの間にか凋落していく人、威張って人を見下し皆から嫌われていく人、人によって態度を変える人。平気で人の足を引っ張る人。ともすれば、そういう風潮に流されがちな芸能界にあって、僕が「相手が一番、自分が二番」と考えられられるようになったのは「あおいくま(コロッケさんの母の教えで、あせるな、おこるな、いばるな、くさるな、まけるな)」のおかげだと思っています。
・ものまねという一つのことに打ち込んできました。そして、十年経った時に、もう一つの大切なポイントに気付きました。
それはただ続けるだけではなく、常に変化していかなくてはいけないということです。
・いま若い人を見て、何をやっても長続きしない、やる前から諦めてしまう、自分の世界に閉じこもりそれで満足してしまう子が増えているのがとても気になります。
そのような子には決して変化は起こりません。
これだけ少子化が進み、競争する相手が減ってきているのに、そこで頭角を現わせないでどうするのか。そのことを声を大にして伝えたい気分です。
・ある時、帰省した僕に母はこう言いました。
「広志(コロッケさんの本名:滝川広志さん)くん、私はね、お風呂入って、ご飯食べて、寝られたら、それだけで幸せたい」
これを聞きながら、この人には一生敵わないと思いました。
(2018.8 致知)
根岸榮治氏の名言・格言集
「ねぎし」にとっての質とは店舗のレベルを上げることなんですね。企業は社長レベル以上にはならないとよく言われますが、「ねぎし」を成長させようと思えば、私自身が成長しなくてはいけない。
それと同じように、店舗を成長させようと思ったら、店長のレベルを上げていかなくてはいけません。
・最も大事になってくるのは、私たちは何のためにこの会社にいるのか、どのような目的のために仕事をしているのか、という経営理念やビジョンを全員で共有し実践することなんです。
私はそのことが会社や店舗の質を高める第一歩だと思っていて、「理念共有」「人財共有」は、我が社にとっては重要な取り組みの柱となっています。
・これまでに経験した最大の壁は二〇〇一年に発生したBSE(ウシ海綿状脳症)問題です。何しろ肝心の牛タンがピタッと入らなくなってしまうわけですから。
この時、真っ先に頭に浮かんだのが「因は我にあり」という私自身の教訓と、もう一つは「ピンチはチャンス」という言葉です。
私はこの危機に際して、事あるごとに従業員に向かって「ピンチはチャンス」と言い続けてきました。
・(日本経営品質賞を受賞するための改革に対して)最も大きかったのは、経営理念を明確にしてそれを全従業員に共有したことと、人を育てるための仕組みを確立させていったことです。
・売り上げや利益が上がることだけに価値観を置く「事実前提」から、自分たちは何のために存在しているのか、その目的のためにどのように働いたらよいのかを第一に価値観を置く「価値前提」の考えになったことが最も大きな改革だと思います。
・従業員が辞めていく理由の七割は人間関係なんです。しかし、人をどう育てたかを人事評価に盛り込むことによって上司は自ずと部下に関心を持って近寄り、教育し成長させていくことになります。
そうすれば人間関係は円滑になり、社員の定着率は高まり、冒頭に申し上げた人手不足という問題も解決する事になります。
・社内の人間関係がよくなってこそ、お客さまの喜びを自分たちに喜びとし、親切な奉仕に努めるという経営理念が実現できるんです。
・「ねぎし」の企業文化形成している基本的な考え方に「思い八割、スキル二割」というものがあります。
スキルを高めることは、もちろん大事ですが(中略)ただスキルだけがあってもお客様に真の満足には繫がらないんです。
「理念共有」「人財共有」をとおして本当の意味での働く喜びを知った従業員たちが、新しい時代の中でいかに顧客価値を創造していくか。
そのことが百年企業への道をひらく大きな鍵だと思っています。
(2018.8 致知)