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金子美登氏・富田直美氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

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こんにちは

クローバーです^^

 

今回は金子美登氏・富田直美氏の名言・格言集です^^

 

【目次】

 

 

 

金子美登氏・富田直美氏の名言・格言集

・国にたとえれば、最も大事な根は農業です。

このまま農業が廃れてしまっては国が枯れてしまいますから、農家の人に限らず農業の後継者を育てたいと考えて、研修生をお預かりするようになったんです。

 

・私がやってきたのは決して難しいことではありません。けれども「小を積んで大を成す」という言葉があるように、とにかく自分でこれだと思ったものをコツコツ積み重ねていくことで、大きな花が咲くのだなぁとつくづく実感しています。

 

・若い頃はまだご存命だった安岡(正篤)先生の講義を泊まり込みで受講するなどして教えを乞うていました。

その時に学んだのが王陽明の「一掴一掌血」という言葉でした。

一度掴んだら血が滲んでも離すなという教えです。これまで苦しいこともたくさんありましたが、決して揺らぐことがなかったのは、有機農業という人生を懸けるに値する事業を決して離すまいという思いがあったからです。

 

・(安岡正篤氏から学んで)心に刻んだのが、「一利一害」という言葉です。

利益を得ようと思ったら害を一つ除くこと。有機農業もまさにそうで、化学肥料や農薬の害を減らしていくことでよい農産物ができるという信念で、コツコツ変革に取り組んできました。

 

・地球環境がいまのように悪化した原因は、他ならぬ私たち人間の社会活動ですから、それを直していくのも人間の役目です。

そして、美しい自然を守りながら食とエネルギーを地産地消する私たちの試みは、必ずその力になると信じています。

(2018.8月号)

 

 

 

富田直美氏の名言・格言集

・当時近所に好きな女の子がいて、その子に認められたいと一所懸命勉強して東京大学を受験したんですが、二度失敗して第一志望ではない大学に進学するという挫折も味わいました。

もう自分の人生終わったと思いました。しかし僕はそこで「東大に落ちてもすごいところを見せたい」と奮起しましてね。

 

・実は大手企業にも就職の口はあったんですが、同じ能力があっても大手では学閥で負けてしまうかもしれない。それなら、自分の実力が認められる企業に行こうと、あえて田村電機製作所を選びました。

 

・自分が何をすれば本当に幸せになれるかということは、自分しか分かりません。にもかかわらず、親や周囲の大人たちが「いい学校に入って、有名企業に入れば幸せになれる」と言うから、皆そうした人生をコピペして生きているんです。

 

・人間ですから、金持ちになれるとか、出世できるとか考えるのは仕方がない、だけど自分が何をしたいのか、何に向いているのかはベストプラクティスやテンプレートじゃなく、自分の頭で考えなければいけない。

 

・僕は「テクノロジーは人を幸せにしたか」「企業の生産性を上げることは人を幸せにするのか」という話を平気でしています。

楽ができれば人は本当に幸せなのか、仕事を効率化して会社が儲かれば人は本当に幸せなのか、そうではないでしょうと。

 

・「あなたの人生哲学は何ですか?」と聞いても「私、哲学ありません」と答えが返ってくる。

ですから、僕は「人を幸せにする学問が人生哲学。その人生哲学がないというのは、あなたは何のために生きているんだ。日々惰性で生きてるんだろう」と言うんです。

 

・「継続は力なり」で、一つのことを続けることが大事だとよくいいますが、嫌いなことをいくら続けたって何にもなりません。

僕が大学の講義などで伝えているのも、自分の幸せ、本当にやりたいことは何かを自分の頭で考え、コピペではない人生を送らないとだめだということです。

 

 

 

・僕はテクノロジーはただ生活を便利にすればいい、会社が儲かればいいというのではなく、世の中、自然環境をよりよくして変革して、すべての人を幸せにするために使うべきだと考えてきました。

 

・人の幸せとは何かというと、自分の能力を使って、人と社会に役立っていると実感することだと思うんです。

だから僕は、人の能力を引き出し、さらに発展・成長させることができるロボットをつくって行きたいんですね。

 

・自然環境が悪化すれば、当然、会社の利益も人の幸せもありません。

しかし、産業革命以来、人間が好き放題してきたために、地球温暖化や食糧問題など、自然環境は「あと百年持つか分からない」という致命的なところまで破壊されています。

 

・やっぱりすべての人が、ハウステンボスのようにテクノロジーで自然環境を改善しながら、世界の人々が幸せに暮らしていける方法を本気で考えなければならないと思うんです。

 

「CSR(企業の社会的責任)」が盛んに言われていますが、「儲かったから社会貢献します」という上から目線の取り組みでは間に合いません。

もうまっしぐらに企業活動と環境改善が結びつく社会にしないと企業の利益も人の幸せも何もない。

 

・生き方や社会を変革するために大事なことも、コピペではなく、自分の幸せは何かをシンプルに考え、それを勇気をもって実践していくことなんですね。

自分が幸せだということは、妻や子供も幸せ、働く企業も幸せ、自然破壊もないということでしょう?

 

・自分の幸せをシンプルに考えて生きていくことの大切さを伝えていくとともに、ロボットなどのテクノロジーを通じて、自然環境を改善し、すべての人々の幸せのために貢献していきたい。それが僕の願いですね。

(2018.8月号)