こんにちは
クローバーです^^
今回は平岡和徳氏・友田明美氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^
【目次】
平岡和徳氏の名言・格言集
・熊本地方は一昨年、未曾有の大地震に襲われました。一人ひとりに様々な艱難が襲い、教育施設もダメージを受けましたが、大切なのは運命を嘆いたり、人を咎めたりすることではなく、艱難こそが創造的復興や子供たちを輝かせるための糧だと僕は思っているんです。
・子供たちの未来を輝かせるには、教師を含めた大人が、自分は子供たちの未来に触れているという自覚を持って、本気のオーラを出さなくてはいけません。
・僕自身の長年の経験からも言えることですが、子供たちは大人の本気度がオーラで分かります。「あの先生の言うことなら」という目に見えないオーラを感じて子供たちは動くんです。そういう本気の大人が地域社会に何人いるかで子供たちの未来も変わると思っています。
・(父から勘当を告げられていた)帝京高校時代、一度も連絡を寄こすことのなかった父ですが、三年生で全国制覇をした際、僕に内緒で下宿に立ち寄っていました。下宿のおばさんに父はこう言ったそうです。
「平岡の父です。三年間、愚息の面倒を見てもらい、ありがとうございました。スミマセンが手拭いを貸してもらえませんか」
そして、僕が三年間使ったトイレと風呂を全部手拭きして帰っていったと。そのことを知った時は気づかぬうちに号泣していましたね。
・筑波大学附属駒場高校・小沢治夫先生から「平岡君、君は(サッカーの)日本リーグに行くよりも教師になるべきだ」と強く背中を押していただいたんです。
実際、僕は教育実習をとおして、サッカーで培ってきた目や耳の感覚がすべて生徒とのコミュニケーションに生かせることを感じていましたし、隠れていた教師としてのDNAが動いた瞬間でもありました。
・これはすべてに通用することですが、「もう駄目だ」と諦めるのではなく、「もう駄目だ」の先にいるすごい自分を意識して一歩踏み出し努力を続ける。するともう一ランク高い「もう駄目だ」が現れて、さらにそれをを乗り越えていく。
人間の力はそのようにして引き出され、輝きを増すんです。諦めない才能は生きていく上で、一番大事な才能なのだと思います。
・選手を動かそうと思ったら、いま自分が持っているサッカーの目線では駄目だと。選手たちの目線に立って彼らのCan notをCanにする、そのことの積み上げをしていかなくては変わらないと思ったんです。
・(弱小チームが強くなったのは)それは選手の意識が変わったからでしょうね。
新聞配達をしながら頑張っていたキャプテンが、試合中に相手のベンチに走っていって「空振りをした熊商の仲間を笑ったのは誰だ。一所懸命にやっているのに、なぜ笑うんだ」と抗議をするのを見て、僕も「こいつのために何かしてあげなきゃ」と思うようになりました。すると、その頃から不思議と力がついて勝てるようになったんです。
・ある時、県内で強豪と呼ばれるチームの選手が試合後の挨拶で私たちに唾を吐いたことがあります。まさか苦戦するとは思っていなかったのでしょう。その時も正義感の強いキャプテンが抗議しようとしたのですが「待て。いま刀を抜いたら刀が錆びる。悔しいだろうが、ここはサッカーでお返ししようじゃないか」となだめました。
そういう悔しさをバネに奮起し、四年目には奇跡的な県大会優勝を成し遂げたんです。
・自分たちの思いを文字化、可視化して共有することです。会社でもそうですが、ビジョンを明確にしていない組織は動きませんね。僕たちの場合、そのビジョンが「年中夢求」です。(中略)
夢の実現のためには「本気のオーラ」を出すことが重要であり、それがなくては何も始まらないと繰り返し伝えていったんです。
・人間、終わりがないと途中で本気で頑張れないものです。そこで大津高校では練習時間を百分と決めて、それを全力でやり切ることを習慣化しました。
・高い目標を持って日々のトレーニングに全力で励む選手は、いつも変化を求めている分、成長は早いと思います。変化の先にしか進化はありませんので、変化をつくり出す内側のエネルギー、「内発力」がないといけません。その大前提となるのが主体性です。やらされている感では何も行動(考動)は変わらない。よくなるのは返事だけです(笑)
・監督である僕が温度を上げていかないと、選手たちを変えることなんかできません。
友田明美氏の名言・格言集
・幼い頃から虐待を受けていると、結果的にその子ども自身も攻撃的、反社会的な行動をするようになっていきます。そして、いずれは犯罪に手を染めていくことにもつながる可能性があるのです。
・母子家庭、父子家庭も増えていく中、特に若い親御さんたちがいっぱいいっぱいの状態で、「子育て」が「孤育て」になっているのです。その結果が児童虐待に関する相談件数の増加にも繋がっていると言えるでしょう。
・マルトリートメントは子供にどういう影響を及ぼすのでしょうか。私は小児神経科医として子どもの発達に関する臨床研究を続けてきましたが、長年のリサーチから見えてきたのは、(虐待などの)大人の不適切な関わりによって子どもの脳が変化するということでした。
つまりマルトリートメントによって子どもの脳は物理的に傷ついてしまうのです。
・ヒトの脳は生まれた時には三百グラム程度ですが、時間をかけて少しずつ成熟していきます。その発達過程において特に重要な時期が胎児期、乳幼児期、そして思春期です。
これらの初期段階に親や養育者から適切なケアを受けることが、脳の健全な発達に必要不可欠なのです。
・この大切な時期(脳が発達過程にある胎児期、乳幼児期、思春期)に極度のストレスを感じると、子どものデリケートな脳はその苦しみに何とか適応しようと、自ら変化をしてしまう。
その結果、脳の機能にも影響が及んで子どもの正常な発達が損なわれ、それがその人の生涯にわたって影響を及ぼしていくのです。
・厳格な体罰を経験したグループの脳を調べたところ、「前頭前野」の中でも感情や思考をコントロールし、行動制御に関わる部分の容積が、そうでないグループに比べて小さくなっていることが分かりました。
さらに集中力や意思決定、共感などに関する「右前帯状回」も大きく減少していたのです。
これらの部分が損なわれると、うつ病や気分障害や、非行を繰り返す素行障害に繋がることが明らかになっています。
・親から暴言を浴びせられるなどのマルトリートメント経験を持つ子供のケースを見てみましょう。そういった子供たちには、過度の不安やおびえ、泣き叫ぶなどの情緒障害、うつ、引きこもり、学校に適応できないといった症状や問題を引き起こす場合があります。
・例えば、夫婦喧嘩を我が子に目撃させることは代表的なマルトリートメントと言えるでしょう。言うまでもなく、大好きな親がいがみ合う姿は、子どもにとって大きなストレスを与えるのです。
・子供は親の腕に抱かれ、親と見つめ合い、微笑み合うことで安心感、信頼感を身体で覚えていくものです。この「愛着」の感覚が健やかに育つことで、子どもは自ら成長していくとともに、少しずつそのと世界に踏み出していけるのです。
・「スマホ育児」「ながら育児」などのネグレクトは、愛着障害という言葉にもあるように、こころを落ちつかせる場所を子どもからも奪ってしまうのです。
・日々、子どもたちと接する中でマルトリートメントが全くないという家庭は恐らく存在しないでしょう。しかし、その強度や頻度が増した時、子どものこころは確実に傷つき、成長過程にある脳が変化する可能性があることを私たち大人は見逃してはいけません。
・一つ強調しておきたいことはマルトリートメントによって傷つけられた脳は修復可能だということです。特に幼少期であれば脳が柔軟なため、それまでの子育てを改めることによって回復していきます。
・マルトリートメントによる強いストレスが子どもの脳に与える影響は、深刻なダメージをもたらします。とりわけ子どもが最も頼りにしている存在から、過度なストレスを受け続けると、その苦しみを回避するかのように脳が変化していくのです。
・子どもを健全に育てるためには、親が健全であることが求められます。そのために、育児困難に悩む親たちを社会で支えること、とも育児<子育て困難家庭の脇にいて共に(伴に)寄り添う>きょうどう子育てが必要です。