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渡邊弘子氏・中井政嗣氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

 

こんにちは

クローバーです^^

 

今回は渡邊弘子氏・中井政嗣氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^

 

【目次】

 

 

 

渡邊弘子氏の名言・格言集

・「商品を安売りしない」をモットーにしています。ニッチ産業とは言え、競合は当社よりも大きな会社が多いので、値段を下げないと売れないような商品をつくっていては、会社は立ち行かなくなります。「ちょっと高いけれど、品質が確保されていて安心して使える」と思っていただけるような商品の製造・販売を心掛けてきました。

 

・父は根っからの技術屋で、高品質の商品をつくったら必ず売れると思っている人だったんです。でも、私は売り方も非常に大事だと考えていたので、常に工夫してきました。

 

・その頃は父が会長で、父の右腕の技術畑出身の方が社長をしていたんですけど、不況時に思い切った決断ができないと思て、オーナー家に経営を戻すように進言したんです。

 

・(リーマンショックの大不況後の新しい工場設立に対して)数億円単位で経費が掛かりましたから、オーナー社長でなければできなかったと思います。悪くなった景気はその後に必ずよくなるものですので、その時に向けて生産能力を高めていこうと考えたのです。

 

・情けは人の為ならずと言いますが、尽くしたことは必ず自分に返ってくるんですね。当社の協力企業はすごく好意的で盤石な信頼関係が築けていて、いま人手不足が問題になっていますが、皆が助けてくれるので、当社は悩まされずに済んでいます。

 

・私は「人間万事塞翁が馬」を座右の銘にしているんですけど、悪いと思っていたことでも後で好転したり、逆のことも同様に経験しています。だからこそ、困難に直面しても諦めない力がつきましたし、順調な時でも驕らずに歩むように意識するようになりました。

 

・「仕事を好きで面白がる集団になろう」とよく言っています。私は熱処理の仕事って、すごく面白いと思っています。自分のアイディア次第では様々な提案ができますし、導入先企業の生産能力向上に貢献できる上に、環境にも優しい。そういう仕事ができるって、非常に魅力的です。

 

・「面白いものをつくれ」と私が社員に発破をかけたところで、各自が仕事を楽しいと感じていなければ工夫やアイディアは生まれてきません。上からいわれたからやるのではなく、自分で面白がることが大事でしょう。

 

 

 

中井政嗣氏の名言・格言集

・学歴もお金もないところからスタートした私は、母親から「おまえがここまで成功するとは思わなかった」と言われたことがあります。人の成長というのは親でも予測がつかないものであり、それは逆の言い方をすれば、人間は誰もが無限の可能性を持っていることを物語っていると思います。

 

・同じ中卒ながら生徒会長まで務めた頭のよい兄はこんな話をしてくれました。

ちりめんじゃこを手に入れてもすぐに食べたらあかん。それを餌にしてサバを釣ったら一日食える。けれども食べずに餌にしてマグロを釣れ。マグロを釣ったら一か月食えるがもう一回辛抱しろ。マグロを餌にしてクジラを釣れ。クジラを釣ったら一生食える。

お金をコツコツ貯め、次のステップに生かすことの大切さを物語る譬え話でした。

 

・兄によれば市場で働いている人が十人いれば十人とも独立したいと思っているが、実際に独立できるのはナンバーワンの一人だけ。そういう人の出した店は全国にあるけれども、独立してよかったと思っているところはさらに十軒のうち一軒。つまり本当の成功者は百人に一人で、学歴も能力もないおまえがそうなりたかったら人の倍働けと叱咤されました。

 

・私は自著に「人間って欠けているから伸びるんや」というサインをよくしますが、当時を振り返ってつくづく思うのは、コンプレックスとハングリー精神が自分を成長させたということです。

学歴もお金もない私が他人と同じように休んでいたのでは、とても百人のうちのナンバーワンにはなれません。

 

・義兄から言われることは問答無用で従わなければなりませんでしたが、後で振り返れば納得できることばかりでした。お世話になった二年半は年中無休、始発から終電まで働き詰めの毎日でしたが、義兄の徹底した指導のおかげで、その後修行のためによそのお店に移った時には、他の職人たちが未熟に見えるほど力がついていました。

 

・千房(お好み焼きチェーン店)を創業した昭和四十八年は第一次オイルショックの真っ只中でしたが、当時新聞もテレビも見る余裕のなかった私は、日本が深刻な不況に陥っていることも知りませんでした。

人間、知らないというほど強いものはありません。客足が伸びていない原因をすべて自分の責任と捉え、お客様に喜んでいただく工夫を徹底的に重ねていったのです。

 

・若い私に目をかけ、貴重なアドバイスをくださる常連のお客様がいらっしゃいました。

「お金が欲しい時にお金を追ってはいけない。人を追いなさい」

「君が体を張って稼いでいるのは、自分の血を売って商売しているのと一緒。自分が動かなくてもお金が入ってくるのが企業だ」

「成功は急いではならない」

「中井の姓を決して傷つけるな」

偶然にも私と同じ名字も郷里も同じその方は、常盤薬品工業の創業者・中井一男社長でした。

 

・人間、誰かの引き立てがなければ、どんなに能力があっても、どんなに努力しても光り輝くことはできません。

 

・私が多くの人に引き立てていただいた理由は四つあると思います。

一つ目は、年長者を敬うこと。二つ目は年長者から言われることを積極的な謙虚さを以て素直に受け入れること。三つ目が言われたことを誠実に実行すること。そして四つ目が、損得ではなく善悪で判断すること。そうすれば不思議な力が湧き、神のご加護によって必ず誰かが引き立ててくださるのです。

成功者の中には自分は運がよかったという方が多く、大概そういう方は縁を大事になさっています。

 

・相手を敬い、与えられた助言を素直に謙虚に実行すること。何事も損得ではなく、善悪に基づく行動を積み上げることによって、人間はつくられていくものです。

 

・能力の私には、誰でもできるようなことしかやれません。そんな私に唯一勝っていたことがあるとすれば、誰でもできるけれども、誰も続けようとしないことを続けてきたことでしょう。

 

・大事なのが、「いま」。いま目の前のことに精いっぱい取り組むことです。一生懸命ではなく一所懸命、全力投球。その積み重ねによって人間はつくられていくのです。

 

・若い方の中には、せっかく努力しても報われないことの方が多いと感じている方もいらっしゃるかもしれません。けれども私は、努力は百%報われると断言します。ただそのためには報われるまで努力することです。

あの松下幸之助先生も、成功する方法は簡単で、成功するまでやめないことだと説かれています。