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境野勝悟氏・夏井いつき氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

 

こんにちは

クローバーです^^

 

今回は境野勝悟氏・夏井いつき氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^

 

【目次】

 

 

 

境野勝悟氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・『源氏物語』の何が素晴らしいかといえば、まず一つには日本語の音の並び、文章のリズムが非常にいい。『徒然草』『方丈記』の文章も素晴らしいですが、『源氏物語』は断トツでしょう。小説家の三島由紀夫は、「『源氏物語』以上の文章は書けない」と言ったそうですが、その気持ちも分かります。

 

・「男女平等」を教えられてきた現代人は、ともすれば、男女は何もかも一緒だと考えてしまいがちですが、やはり、法的には同権であっても、同質ではないのです。ここが理解できないと、よりよい人間関係、人生もつくれません。

 

・男女関係が大らかだった時代には、男は年上の女性とたくさん付き合うことで、恋愛のみなならず、人情の機微や人生を教えてもらったのです。

 

・おそらく紫式部は、『源氏物語』を書くことで、政治的に決められた関係の中に純粋な愛などありえない、制度で人間の愛に楔を打つ事などできないと、時代の風潮に一矢報いたのだと思います。

 

・「人生には一所懸命に頑張っても結果が出ないことがあるんだ。君が一所懸命にやっているのは見ている。だから力を落とさないでいままで通り頑張ってくれ」というのが、『源氏物語』に描かれているリーダーの姿です。一つ失敗したからといって、全部だめだという考えにはならない。よい悪いの白黒をはっきりつけていない。そういう情の深い、全体を大きな視野で見るリーダーだからこそ、部下も会社のために命を張って頑張るのです。

 

・いま私たちは資本主義社会に生きています。そもそもなぜお金を稼ぐかといえば、それはお金を使って文化伝統を学び、自分の人格を高め、人と仲良く助け合い、よりよい人生を送るためではないでしょうか。明治の優れた実業家は皆、古典を読み、坐禅をくんだり、書をやったり、自らの人格を高めるために財を使っていました。

 

・本当に人として成長し、幸せな人生を送るために大事なのは、お金でも物質的に豊かになることでもなく、人格を高めていくことであり、自分の才能を生かして好きなことであり、男女が、人と人とがお互いに仲良く愛の手応えを感じながら生きていくことでしょう。

 

 

 

夏井いつき氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・俳句とは上品なもの、赤い毛氈(もうせん)の上で筆で単価にサラサラとしたためなくてはいけないといったような、いわば世間様の間違った思い込みと、テレビで見る俳句のイメージとのギャップが、いまの俳句ブームのいいスイッチになったのではないかと思っています。

 

・一人の俳人として、松山を中心に三十年以上、俳句の種蒔きを続けてきたことが、いまこのような形で花開いていることを思うと感慨も又一入(ひとしお)です。

 

・私は「俳句にはやってはいけないことは何もない」といつも言っていますが、どのような醜悪なもの、痛々しいもの、醜いもの、汚いものでもすべて句材としてOKです。反対芭蕉や子規を神格化してみたり、俳句は美しく清らかなものだと考えた瞬間に俳句は根腐れしていくというのが私の考えです。

 

・例えば「きょうはうどんを食べました」という十二音はそのままでは単なる呟きにすぎません。これには季語をつけることで呟きが俳句に変わります。

 

・日常の自然の中で季語を体験しながら、その型を自由自在に使えるように反復練習するのが俳句を詠む上での大切なポイントとなります。

 

・振り返ると、一つの仕事を自分なりに一所懸命やっている中で、不思議と次の仕事に繋がっていきました。もし俳都・松山に住んでいなかったとしたら、子供たちと一緒にここまで歩んでくることはできなかったでしょう。

 

・俳人の世界ではよく「生憎という言葉はない」と言われます。「きょうは生憎の雨で桜を見ることができない」。これは一般人の感覚ですが、俳人たちは「これで雨の桜の句を詠める」と考えます。雲に隠れて仲秋の名月が見えない時には「無月を楽しむ」、雨が降ったら「雨月を楽しむ」と捉えます。

 

・俳句を続けていくと、個人的な不幸や病気、悲しみ、憎しみなどマイナスの要素のものが、すべて句材と思えるようになるのです。

 

・引きこもっていた人が俳句に出合って外に出歩けようになったとか、視覚に障害を得て落ち込んでいた人が元気になったとか、大切な家族を亡くされた人が俳句仲間に支えられて立ち直ることができたとか、そういう例は枚挙に遑(いとま)がありません。

 

・それまで何をやってもマイナス思考で、螺旋階段をグルグル回りながら果てしなく下りていくように生きていた人が、物の見方が全く変わっていきいきとした人生を生きるようになる。これこそが俳句の力ではないでしょうか。

 

・数多くの先人たちのお陰で、俳句は今日まで廃れることなく伝わってきました。季語もまた先人たちによって洗練された受け継がれてきました。季語には先人の知恵が集約されていると思うと、感謝の思いを禁じ得ません。