こんにちは
クローバーです^^
今回は齋藤孝氏・隂山(陰山)英男氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^
【目次】
齋藤孝氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集
・そもそも国語というものは膨大な活字に触れて、日本語の基本を身につけるものなのに、いまのままの教科書でスタートするのでは、到底学力は高まっていかないだろうと。
・担当の先生が先導して子供が復唱するような音読指導をご家庭でもやっていただく。意味はまだ読み取れないとしても、よい言葉を体に刻み、日本語の学力を最高に引き上げるには、それが一番のシンボルで確実な方法だというのが私の一貫した主張です。
・子供のうちから力のある文章を読ませる基礎トレーニングはとても大事だと思います。文章の力強さが学力や逞しいメンタルを育てる上で大きな働きをすることは間違いないでしょう。
・子供のうちから力のある文章を読ませる基礎トレーニングはとても大事だと思います。文章の力強さが学力や逞しいメンタルを育てる上で大きな働きをすることは間違いないでしょう。
・小学生には『論語』の「己の欲せざる所、人に施す勿(なか)れ」という章句が人気が高いと聞いたことがありますが、古典はそれだけ心の琴線に触れる力があるからこそ、今日まで残ってきたんだと思います。学習には、そういう「文化遺産を継承する」というような意味合いが必要なのではないでしょうか。
・文化遺産としての大切な日本語を受け継いで、まずそれは「読む」技を身につける。「話す」「聞く」はその土台の上にあります。「読む」ことを抜きにして「話す」「聞く」に舵を切ってしまったら、国語の教育は終わってしまうとすら危惧しますね。
・いまの教育の現状は、音読のようなはっきりとした学習成果が出るようなものには目を瞑(つぶ)り、主体性とか対話とか個性とか、深い学びとか、抽象的な概念に向かっている、ある意味、これは怖いことだと思うんです。
・「単なる知識の詰め込みではなく」という言い方もしますが、知識と言えば詰め込み、というネガティブな言葉でしか言えない人は、本当の意味で勉強をしたことがない人なのかもしれませんね。「知識なくして思考なし」。これは医学部でも法学部でも、どんな学びも同じなんです。知識のない人に主体性で対話的な深い議論ができるなど考えられません。
・小学校の教育の質を高めるには、もう一つ、採用のあり方がとても重要になってきます。現状を鑑みると、採用試験の倍率が二倍を切っているところが多いんです。二人の中から一人を選ぶことすらできない。ということは質がキープできるわけがないですよね。本当にいい人材を確保しようと思ったら、できれば十倍くらいはほしいところです。この倍率の低さに対して行政は、もっと徹底した危機感を持つべきなんです。
・私も大学で教員養成を続けていますが、教員資格を取る人は年々減少しています。生徒の問題行動だけでなくクレーマーみたいな親もいて精神的に追い込まれる、部活に追われて暇もない、というブラックというイメージが浸透しているんですね。
・かつての日本は、教師になる人の質がとても高い国でした。自分の損得より子供たちのために、という公共心が高かったためだと思います。
・国力の基本となる活字力が、いま大きく低下しています。活字力は思考力やモチベーション、仕事の精度やコミュニケーション力とも直結していますので、活字力が低くなってしまうとどんな手を打とうが、国全体の活力を取り戻すのはなかなか難しい気がします。
・私の経験からしても、やはり音読はいいですね。以前子供たちを二百人くらい集めて音読する、といったことをよくやっていましたが、先生が先導する復唱式でやった場合、『坊ちゃん』は一冊通しで六時間くらいで音読できます。この時、大切なのは先生のリズムに合わせることで、意味の纏まりごとにイントネーションをつけながら読むと意味がよく伝わるんです。
・学力はバラバラでも、音読ができると子供たちは誰でも自信を持つようになります。優れた教育方法として、音読がなぜ江戸時代から伝わってきたのか。その意味を改めて考えさせられますね。
・徹底練習は七回、八回とやり続けた時に、ようやく染み込んでいくわけですが、反対に「確信を持ってそこまでやらなくては身につかない」という言い方もできるでしょう。
・(音読は速いほうがいいという考えなので)実際、早く音読することで脳内の言語の回転が速くなり、思考を楽しくさせるんですね。それが思考力の向上に繋がっていく。機会あるごとに「速音読」を推奨しているのは、そこなんです。
隂山(陰山)英男氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集
・僕も現場の教師として今の教育のあり方に疑問を持ち、割に早い段階から小学校の授業で音読などを取り入れてきました。
・学力を伸ばしている学校は、小学一年生から『枕草子』などを普通に読ませていますし、『論語』の音読で成果を挙げている幼稚園もあります。「子曰く・・・」という独特のリズムが気に入るみたいで、短期間に覚えてしまう子も多いですね。
・僕の経験から考えても、力が出る反復回数はやはり七回からなんです。結果を出している教師は皆、口を揃えたかのように「七回」といいます。三回、四回、五回の反復回数ではまず結果が出せない。
・反復は中途半端になるから嫌われるんですよ。反復のよさを体感する前に、子供たちから「まだやるの?」と言われて教師はそこでやめてしまう。反復学習に悪いイメージがついてしまう。しかし、成果が出るのはただの反復ではなく徹底反復、具体的には七回以上繰り返した後なんです。
・音読は文章を目で見て口に出して読み、頭で判断するというまさに全身運動です。音読は慣れてきたらスピードを速めていくのが一つのポイントなのですが、早く読もうとしたら必死についていかなくてはいけない。体が自然に前のめりになる。学習に対して主体的になっていくんです。
・学習の効率を高めようと思えば、漢字を書く場合の正しい鉛筆の持ち方、その時の体の姿勢、呼吸もすべて絡んできますね。そう考えながら最も効率的な学習指導法を突き詰めていくと、最後には江戸時代の寺子屋教育に逆戻りするんです。
・グローバル社会になって日本人の目は海外にばかり向いています。確かにそれも大切なのでしょうが、僕は日本の歴史や文化の中にこそ、これからの未来を考えるヒントがたくさんあるような気がします。