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横田南嶺氏・小川隆氏・西田文郎氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

 

こんにちは

クローバーです^^

 

今回は横田南嶺氏・小川隆氏・西田文郎氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^

 

【目次】

 

 

 

横田南嶺氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・禅は長い間、学問の世界と我われ修行の世界に大きく隔絶した部分があって、お互いに歩み寄ろうとはしてきませんでした。修行の世界の人は学問の世界の人に対して、禅は頭で理解できるものではないという拒否反応がありますし、恐れながら学問の世界の人は私どもを、いつまでも古めかしい読み方に固執していると見られている。

 

・看脚下という言葉はよくお寺の玄関に掲げてあって、履物を揃えなさいという戒めとして受け取られている方も多いと思います。けれども本当は履物の話だけではなく、自分の心を見つめよという、禅の一番の根本を説いている言葉です。

 

・お釈迦様は、各人が自らを灯りとし、自らを拠り所とせよとおっしゃっています。田んぼに雑草が生えるように、我われの心には貪りや怒りなどの愚かさがあると。だから田んぼの雑草を抜くようにそれらを採り除かなければならないのだと。

洪川老師はさらに、煩悩という汚れた水を取り除いて、その中に性という本質の心があるといいます。心というのは煩悩を含んで感情的に波立っているけれども、その本質は。儒教の教えで言えば天の心、天命に通じているのだと説いています。

 

・最初は感情に振り回されていても、今度はその感情を調えた上でもっと豊かにして、さらに究極は世の中のために働いていくということです。我われの言葉でいうところの仏心の働きとして感情を豊かに表現し、使っていくことができるようになります。

 

・我われ修行者は体験が大事だというんですけれども、しかしそこには大きな落とし穴があって、体験した者は、その体験がすべてのように思い込んでしまいがちなんですね。それは大きな道から言えば実に狭いことであって、他の人のことも知り、違う分野のことも知ることによって初めて先ほどの永遠の運動に繋がっていくのです。

 

・五木(寛之)先生という方は、多感な少年時代に終戦を迎え、半島から引き揚げてこられる時に壮絶な体験をなさったこともあって、人間の闇の部分を深く見つめておられるんですね。ですからお話を伺っていると、人生ではそういう闇の恐ろしさというものを意識しなければならないことを実感させられるんです。

しかし五木先生は同時に、影があるのは背後から照らしている光があるからなんだとおっしゃっている。人生には辛いことも多いけれども、そういう中で常に明るいものを期待することが大切であると教えられました。

 

小川隆氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です

・人は大体自尊心というものを持っていますが、自尊心と言っているのもが、実は往々虚空で、基準が他人なんです。他人と比べて自分のほうが上だと思うことを自尊心でも何でもない。

しかし臨在は、他人ではなく自分自身を信じるということを、繰り返し強烈に、理屈抜きで言っていますね。それがただの思い上りではないことが読んでいて分かる。自分を信じるということをそこまで確固と言い切るところに新鮮な感動を覚えたのです。

 

 

 

西田文郎氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です

・現在、インターネットは急速に普及し、パソコンやスマートフォンで検索するれば、子供でも多くの情報を一瞬にして入手できる時代となりました。脳科学的に言えば、この行動を司るのは大脳新皮質の左脳の領域です。

しかし、いくら高度な知能を駆使して情報の入手、分析をしても、それは知識の域を出るものではありません。知識を得たからと言って本当の意味で分かったことにはならないのです。物事が真に分かるためには、脳の奥にある脳幹、二層目にある大脳辺縁系、外側にある大脳新皮質の三層すべてを働かせることが必要です。

 

・スポーツでよく使われる心技体という言葉があります。前向きな心の状態、高い技能、優れた体力、この三つがバランスよく嚙み合った時、プロとして最高のパフォーマンスを発揮することができます。同様にビジネスの世界では知識、人徳、胆力の三つの要素を向上させないと、一流と呼ばれるだけの仕事はできません。

 

・人間の成功は社会的成功だけではありません、人間には社会的成功とは一見相反するように思える人間的成功というものがあります。(中略)

社会的成功と人間的成功、その二つが備わってこそ本当の意味での成功者と言えるのではないでしょうか。

ここで忘れてはいけないのは、社会的成功、人間的成功の前提として万物を支配している自然の道理というものが存在しているという事実です。自然の道理を分かってこそ天運を呼び寄せることができるのです。

 

・天運を呼び寄せるにはどうしたらよいのでしょうか。

人間の脳には記憶があってもアウトプットできないものがあります。心のさらに奥にある、いわば魂と呼ばれる領域です。脳幹や大脳基底核によって司られたこの部分に詰まっているのが日本人としての記憶、連綿たる先祖たちの記憶、親から受けた深い愛情です。そこに焦点を当てて呼び覚ましていくことが天運の法則を知る鍵になるのです。