こんにちは
クローバーです^^
今回は小澤綾子氏・森岡毅氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^
【目次】
小澤綾子氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集
・もともと人生で一度は本を出版したいなと思っていたんですが、この詩集『10年前の君へ 筋ジストロフィーと生きる』は、二十歳の時に難病であることが分かって、一番辛かった時期の自分自身に向けて書いたものなんです。
ですから、詩集には「十年後の君は、君が思っているほど悪いものじゃないよ」「どんな辛いことや悲しいことがあっても、十年後の君はきっと笑顔でいるから大丈夫だよ」「『いま』を大切に生きて欲しい」というような励ましのメッセージをたくさん書きました。
・いまでも当時経験した辛かったことをよく思い出します。そうした目の前が真っ暗だった十年後の自分に向けたメッセージが、過去の私と同じように人生に悩んだり、悲しんだりしている人の心を元気にすることができればと願っています。
実際、「この本を読んで癒されました」「一つひとつの言葉がすごく心に刺さりました」「いまこの時を生きる大切さを改めて強く思いました」など、病気の人、そうではない人、様々な方からたくさんの感想をいただいて、本当に詩集を出してよかったなと思います。
・(筋ジストロフィーという難病になり心がフリーズしてしまってから立ち直ったのは)やっぱり人の出逢いが私の心を支えてくれたのだと思います。独りぼっちだったら、自分を客観的に振り返ることはできなかった。具体的には三つの出逢いがあったのですが、まずはリハビリの先生との出逢いです。
・その(リハビリの)先生はものすごく厳しい方で、リハビリに行くのが毎回本当に嫌でしたし、「治らない難病なのに、どうして先生のところに行かなくちゃいけないんだろう」という捻くれた感情もありました。すると、そんな私に先生はぴしゃりと次のように言われたんです。
「下を向いてばかりで、暗く生きていたら、将来誰も近寄ってこないよ。寂しく終わる人生だね」
私はその言葉に「なにくそ!」と奮起させられて、「この先生を絶対にぎゃふんと言わせたい」と再び前を向くことができたのですね。
・最初は「寝たきりになって、彼(同じ病気の人が集うコミュニティサイトで出会った松尾栄次さん)は人生に絶望しているんじゃないか」などと、いろいろな想像を巡らせていました。でも、栄次さんからのメッセージは「僕にはいっぱい夢があって、時間が足りないから秘書が欲しい」と、ものすごくアクティブで、私は次第に病気や寝たきりに対するネガティブなイメージを壊されていきました。
・(同じ病気の人が集うコミュニティサイトで出会った松尾)栄次さんとのやり取りを通じ、もしかしたら病気の自分をできないと決めつけ、もっと病気にさせていたのは自分だったのかもしれない。人はどんな状況でも夢を持てるのだと、寝たきりという真っ暗な私の未来に希望の光が差し込んだ思いがしました。
・(亡くなられた同じ病気の人が集うコミュニティサイトで出会った松尾栄次さんから)何よりも教えられたのは、誰しも人生の時間は限られていて、やりたいことはすぐ行動しないとあっという間に時間切れになってしまうということでした。
人生には「いま」しかない。「いま」をどう生きるかで幸せは決まる。私はそのことを分かっていたそうで分かっていなかったんです。
・(いま特に心掛けていることは)自分に病気があって、できないことが多いからそう思うのかもしれませんが・・・最近、常に思っているのはすべてのことは当たり前ではないということです。
・(あらゆることに感謝するようになって、具体的には)杖で歩けることもそうですし、朝目が覚めたこと、朝食が食べられること、好きな人と過ごせること、毎日働けること、足や手があること、もうあらゆることです。そのように一つひとつのことに感謝しながら歩いていると会社に行くまでの三十分では全然足りなくて、次第に「すべてが感謝すべきことで自分はとっても幸せなんだ」と思えるようになりました。
・街を歩いたり、電車に乗ったりしていると、知らない人から「あなた、若いのに可哀想ね」って声を掛けられたり、車椅子のを蹴飛ばされたり、大変なこと、悲しいことはたくさんあるのですが、それでもいまの自分は幸せなのだと心から思えます。
やっぱり、あらゆる物事の幸不幸は自分の心次第なんですね。
・二十歳で病気(筋ジストロフィー)を宣言されて未来が真っ暗だった私が、少しずつ前向きに心と行動を変えていくことで、すごく明るい未来が開けました。この先もいまの自分にはできないことが実現できているかもしれないし、たとえ寝たきりになったとしても自分の夢を叶え続けることができているんじゃないかってわくわくしています。どんな状況にあっても、私は幸せになるって自分で決めたんです。
・これからも運命に翻弄されるのではなく、自ら行動して自ら未来を選び、いつまでも自分らしく生きていたい。そして、どんな状況でも夢を叶えることができること、希望を持って幸せに生きていけるんだということを一人でも多くの人に伝えていきたいと思います。
森岡毅氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集
・就職活動に差し掛かると、自分の人生をどう生きていくかを改めて問うようになった、その際、子供の時から運動会の競技や部活動の試合などで、勝つためにルールの範囲内で誰も思いつかない作戦や勝ち筋を考えることを得意とし、それによって仲間を勝たせ、人の役に立てることに喜びを見出していた感覚が呼び覚まされた。
・自分の少ない長所を生かして集団を勝たせる仕事は何か。それは経営だろうと思った。経営者になるために必要な能力や経験をどうやって積んでいけばよいのか。神戸大学の教授で経営学の大家として有名な田村正則先生に相談したところ、「ファイナンスルートか営業ルートかマーケティングルートか、大きく分けてこの三つの道がある」と助言をいただいた。
・マーケティングには、ある種のカリスマティックな思い込みで人を信じさせ、進む方向を明確に示して皆を引っ張っていくリーダーシップが求められる。(就職したP&Gの)人事はきっと私のそういう適性を見てくれたんだと思う。
・いまは改善されたものの、(学生時代や新入社員)当時は攻撃的で、人に合わせるのが苦手、空気を読まない、とにかく周囲とうまくいやる社交性が欠落していた。人との合意はそっちのけで自分のビジョンを押し通す。そのために妥協しないし、思い通りにならないと怒りが込み上げてくる。限られた得意の範囲内の物事に落とさなければ、達成できないという緊張感や恐怖心があったのだ。それはコンプレックスの裏返しだったと思う。
もしあの頃の自分にアドバイスができるとすると、「もっと肩の力を抜け。そのほうがいろんな選択肢が見えてくる。周りにいる人は敵じゃない。味方なんだぞ」と声を掛けてやりたい。
・自分の苦手なことに関しては、本気で頭を下げ、助けを求めると共に、時間を無駄なく効率的に使うべく、一分一秒の集中力にこだわる働き方を実践していった。その結果、仕事のパフォーマンスが徐々に向上していったのである。
・いままで二~三日かけてやっていた仕事を二~三時間に圧縮して完遂する、それはほとんどの仕事において可能だということだ。大抵の場合、残業を前提にしている人はこの仕事をもっと短時間で終わらせるためにはどうするかを考えない。だから能力が伸びないのである。
・人それぞれに合った働き方があるから、一概には言えないが、残業を前提とすることの最大の問題点は自分の能力を質的に伸ばす習慣が身につかなくなることだと思う。少なくとも私は残業をベースにせず、働く時間の密度を上げる努力を積み重ねることで、何とか結果を出せるようになり、自分を磨き高めることができた。
・二十代の時に当たり障りのないことばかりやって、挫折も失敗も経験しないと、自分の強み・弱みは分からない。二十代の特権とは、己の特徴を知るために様々な経験をどん欲に追及できることだろう。
・自分にとってもう限界だと思う時、本当の限界はそこにはない。もっと先にある。人間の脳は八対二くらいで楽なほうにバイアスをかけているという。だから厳しいほうに八割踏み込んでも大丈夫なのだ。
・あなたの能力は自分が認識しているよりも高いということを多くの人に理解してもらいたい。私が経験したように、本当の限界が近づくと睡眠が取れなくなる。眠れない状態が続いた時は仕事のペースを是正しなければいけないが、眠れている限りとことん働いて構わない。
・鍛えれば鍛えるほど心も体も能力も伸びていくので、いまの自分の力が百だとしたら、百二十~百三十のチャレンジは必要だと思う