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佐渡裕氏(オーケストラ指揮者)の人間学やビジネスなどの名言・格言集

 

こんにちは

クローバーです^^

 

今回は佐渡裕氏(オーケストラ指揮者)の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^

 

【目次】

 

 

 

母親の音感教育が音楽家の原点

・母親は僕が一歳の頃からよく膝の上に乗せて、一日中家でピアノを弾きながら歌っていたそうです。母親の音感教育のおかげで、二歳で音が取れるようになり、三歳の時にはピアノで小曲が弾けるまでに上達しました。母親のレッスンは厳しかったですね。

 

・僕はずっと指揮者に憧れていたので、小学校五~六年の頃から、指揮者が読む楽譜、スコアですね。これをテレビゲームを与えられたみたいに夢中になって読んでいたんです。

 

・十歳くらいの子供の才能ってすごくて、何でもそうですが、その時に熱中して身についたものっていうのは一生残っていくと思います。

 

・僕は大学で指揮科を専攻したわけではなく、独学で指揮を学んでいったのですが、楽譜を読める、楽器が吹ける、人と音楽をつくった経験がある、これらの指揮者にとって欠かせない要素を全部持っていたんですね。そうした環境を整えてくれた親には感謝しても感謝し切れません。

 

小澤征爾氏から学んだこと

・指揮に関しては独学でしたから、僕にとって小澤征爾とバーンスタインが最初の先生だったんです。小澤先生がいなかったら指揮者になろうと思っていなかったですし、それくらい大きな大きな存在でした。

 

・ある日、小澤(征爾)先生の家に招待されたことがあって、そこで「日本では普段は何をしているのか」と聞かれました。その頃、ママさんコーラスや高校の吹奏楽部で指導したり、テレビドラマやカラオケ用の音楽を収録したり、自分なりにコツコツ仕事をして月に十数万円は稼いでいたんです。

そのことを伝えると、小澤先生はこうおっしゃいました。「それはもう全部やめて、いまは勉強した方がいいよ。親の脛を齧(かじ)るならいまのうちだからさ」って。

 

・(小澤征爾さんから学んだことは)それはもう何といっても、勉強熱心なところですね。だから譬えるなら、小澤先生はいつも全力で走っていて、僕はずっと小澤先生の背中を見ている感じ。若い頃は追いつきそうな気がしていたんです。でも、年を重ねていけばいくほど、同じ土俵に立ったつもりが、実は遥か彼方にいることをつくづく実感しています。

 

 

 

君は才能があるから

・僕の人生において、タングルウッド音楽祭の試験に合格させてくれた小澤先生、「君は才能があるから」って言ってくれたバーンスタイン、この二人がいなかったらたぶんずっと自分の才能を疑いながら生きていたと思います。

 

・ウィーン時代のエピソードで象徴的なのは、初日の練習が終わった後、バーンスタインに「ユタカはウィーンに友達はいるのか」と聞かれましてね。その二~三日前にウィーン行きが決まったばかりですから、もちろんいないですよ。「いません」と答えると、「じゃあ、俺の親友を紹介してやるよ」と。それで連れて行ってくれたのが、ベートーベンの像の前なんです。彼はベートーベンのことをルートヴィッヒと下の名前で呼んでいて、「お前もきょうからルートヴィッヒって呼んでいいよ」というわけです(笑)。つまりベートーベンを勉強しろと。

 

成功の何十倍も失敗してきた

・(初対面に近いオーケストラと音楽を創り上げる成功の秘訣は)プロの指揮者になってもう三十年が経つわけですが、これまでたくさん失敗もしましたし、不完全燃焼に終わることもありました。僕のプロフィールにはいっぱい成功した経歴が書いてあるかもしれません。ただやっぱり、その何十倍も失敗し、悔しい思いも味わってきたので、そういう経験から得たものが大きいのかなと思うんです。

 

・たとえコンサートマスターと喧嘩しようが、事務局とぶつかろうが、自分で引き受けた以上はよほどの重病でない限り、やり切るっていう信念は持っています。

 

・自分の判子を押せるかどうかですよね。要するに、成功するか失敗するかは分からないけれど、自分としてはここまで作ったと自信を持てるものに仕上げなきゃいけない。

 

・成功している自分も失敗している自分も含めて、子供の頃から憧れていた指揮者になっていること自体が本当にありがたい話なので。悔しい時ほど「ありがとう」という言葉が自分を元気にしてくれるし、次に向かう原動力になると思うんです。

 

奇跡を起こす方程式

・天職に出逢えるというのはすごく重要なことで、僕は無宗教なのですが、神さまが自分に与えてくれた職業に対して、喜びを持って迎える。それに出逢えるかは、その人の人生を大きく左右するんじゃないかなと。

 

・音楽の世界では、才能や運っていうのは確かに一つの大きな要素かなと思います。ただ、これは僕の好きなプロゴルファーの言葉でもあるんですけれど、「奇跡を起こす方程式」が存在すると。才能、運、努力。これらは足し算だが、掛け算になるものが一つだけある。それは感謝力だと。

 

・例えば何でこんな大事な演奏会の日に雨が降るんだとか、何でこんな音響の悪いホールで本番をやらなきゃいけないんだと思ったら、感謝力は0.7になってしまい、せっかくそれまで足してきた才能も運も努力も全部マイナスになる。でも、奇跡を起こせる人は失敗した時にこそ、「ありがたい」と感謝できるんです。