こんにちは
クローバーです^^
今回は元花王の社長、会長の尾﨑元規氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集「自助論に学ぶ」です^^
【目次】
運は則ち天祐なり。花王創業者、長瀬富郎の遺言状
・『自助論』の冒頭に「天は自ら助くる者を助く」という有名な言葉がありますよね。実は(花王の創業者)長瀬富郎が家族に託した遺言状に、「天祐は常に道を正しくして待つべし」という言葉があるんですよ。
・(花王の創業者の長瀬富郎の遺言状には)「人は幸運ならざれば非常の立身は至難と知るべし。運は則ち天祐なり。天祐は常に道を正して待つべし」、こう書かれているんですよね。常に道徳に則って誠実に行動することで、消費者の支持と信頼を得るようにと。この考え方は「正道を歩む」として、いまなお花王の企業理念に掲げられ、社員の指針となっています。長瀬富郎はきっと『西国立志編』を読み、この言葉を遺したのかなと。
・花王の例で言えば、なぜ長瀬は石鹸をつくったかというと、当時国産の石鹸は非常に質が悪くて、出回っている舶来品は高価だった。そこで国民に安価で実用的な石鹸を提供したいと。ですから、あの時代の人たちは、いい社会をつくりたい、社会のために何か貢献したいっていう思いが強かったのでしょうね。
・偉人伝を読むことで、勤勉、親切、誠実さ、敬意を払うといった人として大切な道徳や躾を知らず知らずのうちに学んでいたのでしょうね。
花王のエコナ問題
・(2009年の花王のエコナ問題に対して対応する原則を考える時に)一番は、消費者や社会のためにきちんと事実を究明して突き止める。二番目に、エコナというブランドよりもまず会社を守る。三番目に、エコナというブランドを守る。こういう優先順位を明確に設けて、事に当たろうと。
・(エコナ問題の対応で夜も眠れない日々が続いていた)ちょうどその時、偶然にも出会ったのが『自助論』だったんです。以前から持っていたのか、本屋で偶然見つけたのか、誰かに勧められたのか、きっかけは覚えていないんですけど、とにかく毎晩寝る前に貪るように読みましたね。
。この本(自助論)は全体にわたって、自分で信じたことを一歩一歩努力していくと、だんだん道は開けてくるってことが書いてありますね。ですから一ページ一ページ読んでいくと元気が湧いてくる。
・(花王のエコナ問題で悩んでいる時に出会った)『自助論』は私の心の支えになりましたし、自分の信じる道を進んでいく拠り所になりました。またその後の経営にも非常に生かされまして、私は『自助論』をことある事に社員にも薦めてきたんです。まさに苦しい時に出逢った思い出の一冊といえます。
一日十五分の勉強で人生は変わる
・困難が来た時に、まず気力と体力でどう自分の態勢を整えていくか。そこでグラグラしていたらダメなんですね。しっかり肚を据えて考え、優先順位を決めて。それを信じて突き進んでいく。
それを後ろから押してくれるのはやっぱり自分なんですよ。最後は全部自分で決める。それくらいの肚を持ってやることが大事だと思います。
・この本(自助論)に登場する成功者たちはもともと高い才能があったのでしょうけど、才能に驕らず日々コツコツと努力を続けてきた人ばかりですよね。その意味で私が好きな『自助論』の言葉がこれです。
「最高の教育は日々の生活と仕事の中にある」
・(一日十五分でいいからその時間を毎日勉強に充てれば、一年後には必ず進歩したことが実感できるというスマイルズの解説にプラスして)「一日十五分の使い方が人生の明暗を分ける」とも言っていますよね。
・この本(自助論)にはRPDC(サイクル)とは書かれていませんが、段取りをつけて仕事をすることの重要性を指摘しているわけです。
「秩序立てて仕事をできない人間は才能の四分の三を浪費している」
これは素晴らしい教えだと思いますね。
読書と実践を繰り返すことが重要
・こういう時代を生きていくにはどうすべきか。それはやっぱりまず個人が自立すること。その上で、これから必要となる新しい社会規範をもう一回構築していく必要があると思います。
で、おそらくその時に一人に偉大なリーダーとか大きな方向性は存在しないですから、一人ひとりがリーダーシップを発揮して、みんなが平等に思いやる。そういう社会をつくっていくことが大切じゃないかなと。
・電車に乗っているとよく感じるんですけど、ニコッと席を譲ったり、荷物や体がぶつかってしまった時に謝ったりするのはほとんど外国人で、日本人はそれがあまりできていない。これは非常に問題だと感じています。
・一人ひとりが自律したうえで相手を思いやる気持ちを持つ。そうなれば、心豊かで和やかないい社会になっていくはずですから、私たちが学ぶべきはまさに自律自助の精神だと思います。
・いま私は七十歳ですけど、これからの人生をどうやって歩んでいこうかと考えると、『自助論』という本は若い時に読むのも大事ですが、いまの年齢になってから読むのもとても意味のあることだと思います。私自身、今回改めて読み返し、非常に自分を奮い立たせてくれました。
・読書と実践を繰り返すことで、自分の中に自律自助の精神を形成していくことが、人生でも経営でも大事だと思います。