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セイコーマート(現セコマ)社長(現会長)の丸谷智保氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

 

こんにちは

クローバーです^^

 

今回はセイコーマート(現セコマ)社長(現会長)の丸谷智保氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^

 

【目次】

 

 

 

地域を残し、存続させていく

・(時代の流れを踏まえてどこに力を入れているか)主に二つありまして、「地域密着」と「外販」ですね。北海道を取り巻く環境は厳しく、人口減少とか過疎化とか高齢化、そういう問題を抱える中で、サステナブル(持続可能)な企業にするにはどうするか。その一つの解が「地域密着」なんです。

 

・昨日も北海道の北見に行って痛感したんですけど、まだまだ地域の資源を生かし切れていないと。そういうものを深く掘り起こしていけば、地域を残していく、存続させることができると思います。

 

・今後も北海道の地にしっかり根付かせていきながら、さらにポテンシャルを引き出すためには外に打って出る。ただし、今更店舗で進出するのではなく、北海道のいい商品をどんどん広めていこうと。現在のターゲットはジャパン・マーケットなんです。

なぜジャパンかというと、北海道から見た場合、本州も海外みたいなものですから(笑)

 

物流の効率化を考える

・食品の多くは単価百円とか二百円ですから、一個に対する物流コストが高くなってしまうと、競争力のない高価格にならざるを得ません。そうなると、いくらいいモノでも一度は買ってくれるけど、買い続けてもらえない。やはり価格が重要なんです。手頃な価格を実現するためには、物流を効率化していくことがとても大きな力になると思います。

 

・我われもいいモノは海外から持ってくるというスタンスで、いま二十三か国から輸入しています。その一つがワインです。やはり自分たちで歩いて、直輸入しないと、五百円以下でいいワインを提供することはできません。仲介業者を通すと高くなってしまいますから、自前で調達することが非常に重要です。

 

顧客満足度指数四年連続一位になるには

・(セイコーマートが当時、顧客満足度指数コンビニ部門で大手を抑えて四年連続一位になった)顧客満足度は六つの項目で指標化されているんですけど、その中で一番評価が高いのは知覚価値なんです。平たく言うと、こんなに安いのにこんなにおいしいのかという満足感ですね。

 

・例えば大手はどこもおでんをやりますよね。だから、うちは逆におでんはやらない。お客さんから言われるんですよ、北海道の冬は寒いし、おでんをやってくれと。でも、絶対によその真似はしない。これは矜持ですね。

その代わり、温かいおにぎりやクロワッサン、ジンギスカン弁当、カツ丼など店内調理する「ホットシェフ」とか、自分たちの工場でつくっているプライベートブランドとか、特徴的な商品を出していく。

 

・顧客満足度の調査に関しては、なぜセイコーマートを利用しますかという質問に、「牛乳を買いに毎日行っている」とか「安くておいしいワインを買う」とか、具体的な商品名が出てくることが多いんです。大手の場合、それが出てきません。「近いから」というのがたいがいの理由です。こういう特徴を持っていることが強みですし、満足度に繋がっていると思うんです。

 

 

 

チャレンジする文化

・(アメリカのシティバンクに勤めた経験から)日本の銀行ってだいたい二%のお客さんが反対していたら、その業務やサービスはやらないんですよ。これが外資の場合、三割のお客さんが反対しててもGOだと。七割の人が賛成していることは失敗してもいいから積極的にチャレンジするという文化。これはすごく刺激を受けました。

 

・地域貢献に関して言えば、人口九百人とか千二百人の町からコンビニが一店舗もないので出してほしいという要請をいただくことが結構あります。その要請に何とか応えようと行政とも協力しながら、赤字が出ないような仕組みをつくっていきました。

 

伸びる人と止まる人の違い

・(一万七千人のスタッフに教育した経験から社員に伝えていることは)いろいろあるんですけど、一つ挙げるとすれば、「なぜを三回繰り返せ」なぜだ、なぜだということを繰り返して深く掘り下げていくと、けっこう本質が見えてくる。これは私自身が仕事を通して実感していることなんですね。

 

・伸びる人と途中で止まってしまう人の差は、疑問を持てるかどうかにあると思っています。何かにつけて、なぜこうなるのか、なぜこれをやることが重要なのか。そういう疑問をたくさん持てる人は仕事が面白いと思えるはずなんですよ。

 

・何の疑問も持たずに言われた仕事だけをやるタイプの人は成長しません。そういう人はきっとその仕事が本当に好きじゃないんですよ。たとえ器用にできなくても、とにかく「なぜだ」と疑問を持って突き詰めていく人が伸びると思います。

 

・モチベーションを高めるという点では、悪い時に悪い理由を考えさせもダメで、いい時に悪い理由を考えさせるんです。例えば、前年比百二十%伸びた。そういう時は「すごいね。どうしていいんだ」ではなく、百二十%といっても必ずどこかのお店とか何かのカテゴリーは悪いはずなので、「どこが悪かったんだ。そこを見つけ出して直していくともっとよくなるぞ」と。

 

心に残る言葉

・千利休の言葉にこうあります。

「習いなきを以て極意とす」

習いというのは慣習とか常識とか従来のやり方の踏襲といってもいいかもしれません。そういったものはないんだと悟った時に初めて極意に達したといえると。

千利休がこういう言葉を残しているということは、自分がまだ茶道の極意に達していない、常に新しいものを求めて挑戦していくんだという決意が込められているように感じます。

 

・紹介したのがアランの『幸福論』にある、「悲観主義は気分そのものであり、楽観主義は意志そのものである」という言葉です。

どうせ北海道なんか・・・。という悲観的なことは気分でいくらでも言えるんです。そういう状況の中でも、こうすれば地域の人が喜んでくれる、こうすれば会社も発展すると意思を持って前向きに考えていけば、物事をやり遂げることができる。意識的に楽観論に依拠していかないと、道を切り開くことができません。

 

終わりに

いろいろなお話がありましたが、「なぜ」を三回繰り返す。というのはとても分かりやすい表現だと思いました。

 

私自身も「得たい結果」や「あるべき姿」と乖離がある場合には、やはり理由を考えますし、起こせていない行動や、得られていない結果に標準を合わせるよりも「なぜ行動を起こせなかったのか」その理由に対して「なぜそうなったのか」ということに重きを置いています。

 

それを一言で「なぜを三回繰り返す」と表現されているのはとても分かりやすく素晴らしいことだと思います。

 

改めて考えることが多いお話だと感じます。

 

また、アランの幸福論を私も読んだハズなのですが、すっかり忘れてしまっているので、また時間をつくって読み返そうと思います^^

 

という感じで今回はこのあたりで失礼します。