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田口佳史氏・西田文郎氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

 

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クローバーです^^

 

今回は田口佳史氏・西田文郎氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^

 

【目次】

 

 

 

田口佳史氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・老子が説いているのは、私たちはもともと宇宙の根源であり、万物の産みの母親である「道」にいたのだと。生きるとはその「道」を出ることであり、やがて折り返し点を過ぎ、再び「道」に入ることを死という。私たちの本当の故郷はこの世ではなくあの世にあり、「道」は故郷の母である。要するに、死とはその故郷の母親の懐に帰ること。

 

・いま人生百年時代と言われていますけど、生まれてから二十年は準備期間と考えると、実質は八十年ですよね。その中間は四十年、つまり六十歳の時。ここで第一回の人生が終わり、また同じ長さの人生を歩みださなきゃいけない。ですから、ある意味では六十歳からが人生の本番だというべきではないでしょうか。

実際、私の六十歳以降はもう年を取れば取るほど愉快でね。この愉快はどこから来ているのかって言うと、やっぱり二十年の不愉快ですね。だから人生すべてに無駄なし。愉快のために不愉快があると捉えたら、これからどんどん愉快になっていくと思います。

 

・人間というのはやはり精神からできているものですから、見せ方はうまいけど精神基盤がない人間は、張り子の虎みたいなものです。従って自分の主義主張や信念がないから、何か周囲の大きな声に流されて、徒党を組んでいってしまう。これはすこぶる危険な状態です。

 

・悟りに至る道を歩むことが「道」の意味です。(中略)

では悟りとは一体何か。覚悟という文字が「悟りを覚える」と書くように、悟りとは覚悟を決めることなんです。

覚悟を決めた時に悟りに至れるのであり、そこに至るまでの過程が修業である。では修業と単なる作業はどこが違うのかというのかというと、道元は「一つひとつ丁寧に、心を込めて」、それだけだと。

 

・『易経』が説いているのは、宇宙の根源を敬う心が人間の心だと。ですから、どういう民族であろうと、天を敬う心は本来共通で、そういう最高位の概念を持てば、その下にある宗教とか民族の違いで争うことはない。

 

・同じことを何千、何万回と反復練習を重ねなければ、本当の能力が出てこない。東洋思想はそう説いていますね。

 

・三十五歳で初めて経営の神様(松下幸之助氏)にお目にかかった時に、「経営者の条件とは何ですか」って聞いたら真っ先に「運が強いことや」と。矢継ぎ早に、「運を強くするにはどうしたらいいですか」と聞いたわけです。そうしたら、「徳を積むことしかない」と。これが運と徳の関係に触れた最初でした。

 

・(松下幸之助氏は)特についてはこうおっしゃっていましたね。「徳というのはAさんに掛けて、Aさんから返ってきたことは一回もない。だからと言って、Aさんに徳を掛けなくていいかというとそうではない。どこから返ってくるか分からないから、会う人それぞれに徳を掛けなきゃいけない」

 

・徳って何かということですが、私なりに東洋思想を学んで規定したのは、自己の最善を他者に尽くし切ることです。丁寧に心を込めて一人ひとりに接していけば、ありがとうと感謝され、自分が病に臥せたり仕事がうまくいかず腐っていたりする時に、見返りなく手を差し伸べてくれる。そういう感謝の人間関係で結ばれた人が周囲に何人いますかと。

 

・『論語』に「徳は孤ならず、必ず隣有り」とありますけど、やっぱり人間は一人では生きていけない。他者の応援が必要です。それには徳を掛けることが不可欠なんです。

 

・成功した人の書かれた文章を見ていると、なんと次のような言葉が多いか。「ばったりと」「偶然にも」「たまたま」、これ全部運の強さを表している言葉ですよね。運が強くなければとても成功できない。運を采配している力、それが天ですよ。

 

・『易経』の有名な言葉に「積善の家には必ず余慶有り。積不善の家には必ず余殃有り」とありますよね。(中略)

自分のためだけではなく、子孫のためにも善行を積む、陰徳を積むことが重要だということを考えて生きていかなきゃいけない。それが運と徳を高めていく道に繋がると思います。

 

 

 

西田文郎氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・これまでたくさんのトップアスリートを指導してきて、オリンピックで金メダルを取るのも大変な努力が必要だと実感していますけど、脳梗塞という希望のない状態からモチベーションを上げ、回復させるのもまた、ものすごく壮絶な闘いですよ。

入院されている方の中には私より若くて症状も軽いのに、諦めている方がいました。諦めちゃったらもう全然よくなりません。私はかなり負けず嫌いな性格で、早く仕事に復帰したいって気持ちだけで頑張っていました。最後はどれだけ強烈な一念を抱いているかしかないですね。

 

・私はいつも申し上げているんですけど、世の中には四種類の人がいると。一番いいのは「幸せそうに見えて、本当に幸せな人」。こういう人は非常に少なくなりました。反対に一番よくないのは「不幸そうに見えて、本当に不幸な人」。

三つ目は、「不幸そうに見えて、実際は幸せな人」。(中略)

四つ目は「幸せそうに見えて、実際は不幸な人」。いまこういう人がものすごく多くなっているような気がします。

 

・研究を通して、大成功を収める僅か五%の人間とそれ以外の人間とでは潜在領域の脳に大きな違いがあり、無意識の脳が運や人望を呼び寄せているという結論を導き出したんです。その結果を基に、二万人を超える成功者のデータを収集し、彼らの脳が備えている資質を体系化して、脳の機能に直接アプローチする独自の能力開発法「スーパーブレイントレーニング」を構築することができました。

 

・約十七万年前に生きていたネアンデルタール人がつくったとされるストーンサークルが数年前に発掘されました。これは何を意味するかと言うと、人は宗教がない時から拝んでいたということなんですよ。(中略)

つまり、脳は拝むことを必要としているのであって、これから人工知能の時代になればなるほど、何を拝むかが非常に大切になると思うんですね。

 

・成功には社会的成功と人間的成功の二つがあって、ビジネスモデルを上手につくれば誰でも金儲けできますから、社会的成功を収めることはそう難しくない。ただ、精神的な成長や充足感が得られているかというと必ずしもそうではない経営者を見てきました。

 

・アインシュタインはこう言っています。「学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らされている。自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる」。

 

・人間は(自分が無知であると)「すぐ気づく人」「少し遅れて気づく人」「うんと遅れて気づく人」「一生気づかない間抜けな人」、この四つに分かれるっていうのが私の持論なんですね。「すぐ気づく人」が一番いいと思っている人が多いと思うんですけど、実は本当に優秀なのは「うんと遅れて気づく人」なんです。

なぜかと言うと、うんと遅れて気づく人は一所懸命勉強しているからです。すぐ気づくと大抵の人はそれ以上追求しないから思考が停止してしまう。すると、自分が正しいと思い込んで、相手を思いやれなくなる。そういう一方思考になってはいけないと。