
こんにちは
Cloviaです^^
今回は西谷浩一氏の名言から学ぶ「人の話を聴く力」|教える前に、相手を理解できていますかです^^
【目次】
- 「コミュニケーションを取っているつもり」だった
- 「聴く」とは、黙っていることではない
- 正しいことを言えば、人が動くわけではない
- 「個人」を見なければ、チームは見えてこない
- 「自分で考える力」は、聴いてもらうところから育つ
- 「足元を見る」は、自分を見ること
- 管理職に必要なのは「話す力」だけではない
- Clovia|今日は、一つだけ質問してみる
「ちゃんと話しているのに、どうして伝わらないんだろう」
部下。
後輩。
同僚。
家族。
誰かとの関係で、そんなことを感じた経験はないでしょうか。
こちらは一生懸命説明している。
相手のためを思ってアドバイスもしている。
それなのに、
なぜか伝わらない。
そんなとき、
私たちはつい、
「もっと上手に話さなければ」
と考えます。
でも、大阪桐蔭高校野球部を率いる西谷浩一氏の経験を読んでいると、
もしかすると見直すべきなのは、
「話し方」ではなく「聴き方」
なのかもしれないと思いました。
「コミュニケーションを取っているつもり」だった
西谷氏には、自身の指導を見直すきっかけになった出来事があります。
コーチングを学ぶ中で、
指導している相手の話を、本当に聴いているのか
と問われたのです。
そこで、自分は選手とコミュニケーションを取っているつもりだったけれど、一方的に自分の意見を伝え、相手の話を十分に聴いていなかったことに気づいたと振り返っています。
これは管理職にも、
かなり胸に刺さる話ではないでしょうか。
面談をしている。
話しかけている。
アドバイスしている。
だから、
「私は部下とコミュニケーションを取っている」
と思う。
でも、
自分が話した時間と、相手の話を聴いた時間。
どちらが長かったでしょう。
……ちょっと怖い質問です(笑)。
「聴く」とは、黙っていることではない
人の話を聴くというと、
相手が話している間、黙っていればいいように思えます。
でも、本当に聴くというのは、
もう少し深いことなのだと思います。
「なぜ、この人はそう思ったんだろう」
「何に困っているんだろう」
「本当は何を伝えようとしているんだろう」
そうやって、
相手の立っている場所から話を理解しようとする。
同意する必要はありません。
部下の考えが間違っていることもあります。
でも、
理解してから伝えるのと、
理解する前に否定するのとでは、
同じ言葉でも届き方が違います。
正しいことを言えば、人が動くわけではない
管理職になると、経験が増えます。
だから部下が話している途中で、
「ああ、それね」
と答えが分かってしまうことがあります。
そして、
「だったらこうした方がいいよ」
と言ってしまう。
たぶん、その答えは正しい。
でも、
正しい答えを伝えることと、相手が納得して動けることは別です。
人は、自分の話を聞いてもらえたと感じたとき、
初めて相手の話を聞けることがあります。
だから、
教える前に聴く。
直す前に聴く。
評価する前に聴く。
少し遠回りに見えます。
でも、その遠回りが、
結果として一番近い道になることもあるのではないでしょうか。
「個人」を見なければ、チームは見えてこない
西谷氏は、チームは個人の集まりだからこそ、チームを強くするにはまず個人を鍛えることが大切だと語っています。
会社でも、
「チームワークを大切にしよう」
と言います。
もちろん、それは大切です。
でも、
一人ひとりが何を考えているのか。
何が得意なのか。
何に困っているのか。
どんな仕事をしたいのか。
そこを見ないまま、
「みんな仲良く協力しましょう」
と言っても、
本当のチームにはなりにくいのかもしれません。
組織を見る前に、人を見る。
そして、
人を見るためには、
その人の話を聴く。
とてもシンプルですが、
人材育成の原点なのだと思います。
「自分で考える力」は、聴いてもらうところから育つ
私は部下には、まず自分で考えてもらうようにしています。
こちらが考えていた答えと違っていても、
大きなリスクがないなら、
まずやってみてもらう。
でも、
「自分で考えて」
と言ったあとに、
相手が話し始めた瞬間、
「いや、それは違う」
と切ってしまったらどうでしょう。
次からは、
本当に思っていることを言わなくなるかもしれません。
だから、
考えさせることと、聴くことはセット
なのだと思います。
「どうして、そう考えたの?」
と聞く。
最後まで聴く。
そのうえで、
「私はこう思うけど、どうかな」
と返す。
上司が正解を与える時間から、
一緒に考える時間へ。
Cloviaが目指している文章と、少し似ていますね。
「これが正解です」
と教えるのではなく、
隣に座って、
「あなたはどう思いますか?」
と一緒に考える。
人を育てるときにも、
そんな距離感があっていいのだと思います。
「足元を見る」は、自分を見ること
西谷氏は、「足元を見る」ということは、結局は自分を見ることだと語っています。
チームがうまくいかない。
部下が動かない。
コミュニケーションが取れない。
そんなとき、
「相手のどこが悪いのか」
を考えることは簡単です。
でも、
少しだけ自分の足元も見る。
私は最後まで話を聴いただろうか。
最初から答えを決めていなかっただろうか。
自分の価値観を押しつけていなかっただろうか。
少し胸がチクッとします。
でも、
自分を責めるための問いではありません。
自分にも変えられることがあると気づくための問い
なのだと思います。
管理職に必要なのは「話す力」だけではない
管理職研修では、
伝え方。
指示の出し方。
フィードバック。
プレゼンテーション。
いろいろな「話す力」を学びます。
どれも大切です。
でも、
その前に必要なのが、
聴く力
なのかもしれません。
部下が何を考えているのか分からなければ、
どんなに素晴らしい言葉も届かない。
相手を知らなければ、
その人の強みも生かせない。
だから、
聴くことは単なるコミュニケーション技術ではなく、
人を育てるための入り口
なのだと思います。
Clovia|今日は、一つだけ質問してみる
人の話を聴く。
簡単そうに見えて、
意外と難しいことです。
忙しい日はあります。
自分にも仕事があります。
「結論から言ってくれ」
と思うことだってあります(笑)。
だから、
明日から完璧な聞き上手にならなくても大丈夫です。
一つだけでいい。
部下や後輩が相談に来たとき、
すぐ答えを言う前に、
「あなたは、どう思っている?」
と聞いてみる。
そして、
いつもより30秒だけ長く、
相手の話を聴いてみる。
その30秒の中に、
今まで知らなかった考えがあるかもしれません。
本人さえ気づいていなかった強みが見えるかもしれません。
そして何より、
「自分の話を聴いてもらえた」
という小さな安心が生まれるかもしれません。
人を育てることは、
何かをたくさん教えることだけではありません。
その人が持っているものを、
一緒に見つけていくことでもある。
だからまず、
話してもらう。
そして、
聴いてみる。
そこから、人も組織も少しずつ変わっていくのだと思います。
読む。考える。試す。伝える。
知識と先人の知恵を、仕事と人生の力に。