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小柳左門氏・杉山巌海氏・隂(陰)山英男氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

 

こんにちは

クローバーです^^

 

今回は小柳左門氏・杉山巌海氏・隂(陰)山英男氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^

 

【目次】

 

 

 

小柳左門氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・大東亜戦争の際、戦地に赴く兵士たちの多くが携帯して言った本、それが『万葉集』だったそうです。特に防人の歌を通じて、古代から連綿と流れている日本人としての心を感じ、勇気づけられたのではないでしょうか。

 

・悲しみや苦しみを抱えて生きていくのも人間であり、それを勇ましく乗り越えていくのもまた人間である。そういう人間の強さも弱さも含めて心の様相をすべてありのままに歌として表現しているところが、『万葉集』の素晴らしさだと感じます。

 

・日本人の心を最も素直に、そして力強く歌い上げている。人生そのものが映し出されている。それが『万葉集』の大きな魅力に他なりません。

 

・『古事記』や『万葉集』などを通して現在に伝わっている名歌はかけがえのない日本の宝物であり、そこには古代に生きた私たちの祖先の思いや心、命がこもっています。

 

 

 

杉山巌海氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・(中学時代のクラスメートの)石原君の影響を受けた私は、貪るように剣豪伝を読むようになり、少々難解な大人向けの数巻をの偉人伝もすらすらと読める日本語力、読書力が培われました。そのことによって、立派な人物になるためには読書をし、修業を積み、人物器量をつくらねばならないことを、朧気ながらも理解できたのでした。

 

・高校を卒業してからは、地元の銀行に就職し、融資の仕事に携わったのですが、時代はちょうど日本が高度成長期に入っていく頃で、成功した経営者の人物伝を片っ端から読んでいきました。その中で学んだものは、「優れた経営者は皆、金儲けするだけではなく、自らの人物器量を鍛え、世の中の役に立つ経営をしている」ということでした。

 

・飯塚(毅)先生が大森曹玄老師の『参禅入門』を読むように勧めてくださったことで、私は仏教に傾倒し、関連する古典を百五十冊以上は読みました。『参禅入門』は坐禅の方法を書いた本ですが、挿絵や写真が数多く使われており、非常に読みやすいものです。古典に最初に触れる時には、理解しやすい本から選ぶとよいでしょう。

 

・古典をただ読むだけでは人間としての真の成長、人物器量をつくることはできません。学びを実践しなければ、いくら古典を読んでも意味がありません。そこで私が実践してきたのは、「読書と実践修業」の両立、すなわち、読んだ古典の内容を独り静かに自分の頭で考える「慎独自」そして、日常生活での実践です。

 

・「日月と我とは、同根一体なり」という言葉があります。日月とは太陽と月ですが、自分の命も同じレベルにあるということです。

 

・読書会では「学んだ者が学んだだけ幸せになり、学んだ者が多いだけ幸せな社会が実現する」というロマンを持った学びをしています。

 

・なぜ古典を学ぶのかといえば、それは自らを修め、人物器量をつくり、よりよい社会を実現していくためです。明治・大正時代に活躍した経営の神様の渋沢栄一翁も、「若者諸君よ、損得のことばかりやるより、社会に役立つ人物器量をつくることを心掛けなさい」(論語講義)ということを何度も言っています。

 

 

 

隂(陰)山英男氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・私は三十年前から、読み書き計算の徹底反復という日本の伝統的な教育方法を指導してきました。その指導を通じて実感しているのが、古典などの名文を繰り返し素読すると、子供の学力向上に大きな効果があるということです。

 

・最近、子供たちの読解力不足が指摘されています。その原因の一つは語彙が少ないことです。漢字を覚えるのと、漢字を使った熟語を覚えるのは次元が違います。

 

・音読の教材は名文でなければいけないのです。読みやすくて面白いだけなら一回読めば終わりですし、すぐ忘れてしまいます。しかし、素読では同じ名文を何度も読みます。そのうちに難しい言葉への抵抗がなくなり、文章を覚えるとともに語彙も増えて理解力が高まっていくのです。

 

・また最近分かったのは、書き写しが子供たちの学力を非常に高めるということです。きっかけは漢字の書き取りでした。

 

・できない子を伸ばす第一条件は学習に夢中にさせて、できないという気持ちを忘れさせることなのです。

 

・本気で学習すると子供の脳の動きは活発になってきて劇的に学力が向上するのです。やり方を工夫すれば、一瞬でレベルアップできることも分かりました。

必要なのは、簡単なことを本気になってやること。音読、漢字、百ます計算は最適の学習法だったのです。

 

・AIの登場でこれからの人間はどうなるか分からないと言われています。しかし、人間の可能性は底知れません。特に日本人の持っている能力は平時には何もないように見えますが、時代が大きく変化するという時になると一気に開花してくるのです。

 

・古典を読むと、その背景にある歴史や、そこで生きていた人間たちの思想や行為や感情までも感じることができます。千年二千年という時を超えていまに残っている古典は、究極の場面で削り出された珠玉の言葉の宝庫です。

 

・古典を大切にすることは、先人たちの魂を受け継ぐことでもあります。だからこそ古典の言葉には力があるし、それを読むことで心が育まれ、人間性が高まっていくのだと思うのです。