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栗山英樹氏・隈研吾氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

 

こんにちは

クローバーです^^

 

今回は栗山英樹氏・隈研吾氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^

 

【目次】

 

 

 

栗山英樹氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・選手一人ひとりの力や組織力を高めるのが監督である僕の役割ですし、そのためにも全く違う分野の方々とお会いしてお話を伺うことを心掛けているんです。

 

・僕も、自分の指導は本当に正しいのだろうかと迷うことがしょっちゅうです。大谷翔平を投手と打者の二刀流で起用した時も、「やめさせるべきだ」という批判がずいぶんありました。僕には大谷は二刀流で十分やっていけるという確信がありましたが、正直、そういう批判の中で心が揺れ動くことも少なくなかったです。

 

・チームを優勝に導くことは当然なのですが、それと同時に僕が次の時代の日本にどうしても伝えたいのが、野球という競技の面白さなんです。そのためにも若い選手たちが、誰もが憧れる選手として人間的にも大きく成長してもらわなくてはいけない。

 

・これまでの新しい選手には渋沢栄一の『論語と算盤』を配って「オフの間にまず読みなさい」と伝えていました。「商売でも野球でも人間としての徳がなかったら発展させることができない」ということをこの本を通して伝えようとしたのですが、なかなか思うように伝えられなかったものですから、僕が愛読している『小さな人生論』を必読書として渡しました。

 

・(大谷)翔平を見ていたら勉強になったのは、(中略)野球も結局は人間がやるものだということでした。人間として駄目な部分は誰が見ても駄目なわけですし、反対に欠点を改めて人間として成長していけば、野球選手として成長していく。その手本が翔平だったんです。

 

・僕たち指導者の勉強が欠かせないんです。選手たちよりも十倍は勉強しないと彼らの成長に追いつかないし、人間的に成長させてあげることができない。

 

・プロに入ってから大変な目眩に苦しめられるようになったんですね。いまならメニエール病とすぐ診断されたでしょうが、当時は原因が分からないまま毎日、何時間もこの状態に苦しめられる状態でした。(中略)

しかし、この病気に苦しんだことによって野球ができることのありがたさや喜び、好きなことができることへの感謝の心が自分の中に芽生え、それが居間に繋がったことも確かなんですね。

 

・僕は本当に野球が好きなので、北海道に自分の野球場をつくったりもしました。「なんでそんなことをしているのですか」と揶揄されながらも、自ら種を蒔いて子供たちのための天然芝の球場をつくりました。思わぬ監督のオファーが来たのも、そうやって必死になってやっている姿を神さまが見てくださったからではないか、と思うことがります。

考えてみれば、苦しい時にそれを不満に思うか、ありがたいと思って乗り越えるか。この二つの違いは実に大きいですね。

 

・野球はもともと運という要素が強くて、「打撃の神様」と言われた川上哲治さんも「これほどまでの努力を人は運と言う」との名言を残されていますが、何かに尽くしきることでしか運は自分に返ってこないのではないか、と僕は思っています。

 

・僕も野球が大好きという思いが人一倍強かったからこそ、この道で粘り強く生きてこられたように思います。才能がないことが才能、才能がないからこそ頑張れる、努力するという感覚が僕の中には常にあって、いまでは才能がなかったことが逆によかったとすら思っているんです。

 

・僕は選手たちに野球選手として成功してほしいという願いを持っていますが、仮に野球選手として成功できなくても人として成功して欲しいと強く願っているんです。やはり最後にはその人の人柄なんですね。人柄がいい選手は野球も勝手に伸びていく。人生も拓けてくる。最近、とみにそう感じることが多くなりました。

 

・野球の場合は「運イコール人としての徳」という要素が強く、僕はそれをどのように選手たちに伝えていくかを日々考えているんです。

 

・人生にも野球にも必死、それこそ神様に認めてもらえるくらいがむしゃらでないと運は味方しない。

「勝ちに不思議な勝ちあり。負けに不思議な負けなし」という言葉は、まさにその通りなんですね。

選手たちが本当にこのことを理解出来たら、その選手なりの野球ができるようになると思います。

 

・僕自身、まだまだ人間ができていませんので、徳を積むことは人生最大のテーマですね。『論語』に「磨(ま)すれど磷(うすろ)がず」という言葉があると聞きました。堅いものはどんなに摩擦しても薄くならないように、志さえ堅固ならば、どんな環境でも挫けることがないという意味らしいのですが、そのような気概でこれからの人生を歩んでいきたいと思っています。

 

 

 

隈研吾氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・(競技場の建設は)何しろ大人数ですから、そこで大切になってくるのは、やっぱりコミュニケーションですね。皆が信頼し合わないとせっかくの大事業も破綻してしまう。この三年間、僕が最も心掛けてきたのも簡単に言えば「仲よくする」ということなんです。

 

・設計者、建築家と呼ばれる人は、割合に威張っている人が多くて、そうなると周囲は言いたいことが言えなくなる。だけど、問題があったらきちんと指摘してもらうのはすごく大事なことなんですよね。普段からそういう空気をつくっておけば「こんな問題が起きているから、皆で知恵を出して解決しよう」という話が自ずと生まれてくるんです。

 

・建築にも「いつまでに」という期限がありますよね。僕はこの期限があるのはとても幸せなことだと思うんです。制限時間の中で結果を出さなくてはいけない以上、どこかで迷いを断ち切る必要がある。ここが建築家とアーティストとの大きな違いです。

 

・図面をただ渡して「これで施工してください」というだけでは駄目で、そこは僕の人間性をある程度晒し出しながら思いを伝えていったんです。

さらにに言えば、用いる言葉も平易でなくてはいけない。難しい言葉ばかり並べて、何が言いたいのかさっぱり分からない建築家も多いんですけど、僕はなるだけ易しい言葉を使うことを心掛けていて、またそのほうが相手にもよく理解してもらえます。

 

・(オイルショック後に九〇年代の十年間、東京での仕事がゼロだった)この十年間の体験があったおかげで、僕は仕事が来ないことが怖くありません。身の丈にああったサイズの仕事さえやっていけば満足できる。仕事がないのはむしろ一つのチャンスだと前向きに受け止められるようになりました。

 

・「何でこんなことをやらなくてはいけないのか」と思う人と、「これは自分にとって何かのチャンスになるかもしれない」と思える人とでは、同じことを体験しても全く逆の結果が生まれる。

 

・ふと原(広司)先生がこうおっしゃったんです。「建築っていうのは才能じゃなく粘りだ」と。先生の師匠である丹下健三さんの言葉だそうですが、天才的な才能の持ち主と思われている丹下さんでさえも「才能はある意味、どうでもいいんだ。どこまで粘れるかだ」とおっしゃっていたというんです。この言葉を聞いて、僕も「ああそうなのか。粘っていりゃ、一角の人間になれるかもしれない」と、そう思いました。

 

・何の世界でも好きということが根本にないと長続きできないでしょうし、人として大成もできないでしょうね。いろいろなスタッフを見ていても、やはり楽しく仕事をしている人、その人の脇にいるだけで、こっちも楽しくなるような人が伸びている気がします。

 

・運を掴むには何事もポジティブに受け止める姿勢はとても大事でしょうね。

全く同じものを与えられてもポジティブに受け止めるか、ネガティブに受け止めるかでは見えてくる世界はまるで違ってくる。僕が人生の中で大事にしてきたことを端的に表現したら、この「ポジティブに受け止める」ということですね。

 

・あなたが笑顔になると、まずあなた自身が幸福感を感じ、それを見た周りの人が笑顔になり幸福感を感じる。さらにその周りの人を見たあなたがまた笑顔になる。これが笑顔の法則です。