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菊池稔氏・吉田智誉樹氏・池田雅之氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

 

こんにちは

クローバーです^^

 

今回は菊池稔氏・吉田智誉樹氏・池田雅之氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^

 

【目次】

 

 

 

菊池稔氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・『孫子』に、「彼れを知り己を知らば、百戦して殆(あやう)からず」という有名な言葉がります。もともとは戦に勝つための考え方であり、ビジネスの世界でも、これを企業間の戦いにいかに応用するかという点に関心が集まりがちです。しかし、私はこの言葉を、お互いによいビジネスをするための心得として捉えてきました。

まず、相手のことを十分知ること、そして自分のことを相手によく知っていただくこと。お互いに「知る」という関係をしっかり構築できなければ、ビジネスは成り立ちません。

 

・まずはお客様のことをよく知ること。そして自分自身のことをお客様によく知っていただくこと。その上で当社(丸三証券)のこと、当社が扱う商品のこと、マーケットのことをよく知っていただくことによって、よい仕事ができるのです。

 

吉田智誉樹氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・劇団四季は浅利慶太の思想と理念から生まれた集団ですから、浅利が込めた祈り、志をしっかり守ることが、私に与えられた最大の使命だと思っています。

 

・一般に組織の理念というのは、わりにシンボリックで抽象的なものが多いと思いますが、浅利(慶太)は「俳優はこういう方法論で縁起に挑みなさい」「経営ではこんなふうに数字を見なさい」というふうに、非常に具体的な形で残してくれている。

 

・『キャッツ』が世界中でここまでロングランされているのは、やはりエリオットの思想に裏づけられた深遠さを持ち、人間というものを猫を通してしっかり見つめているからだと思うんです。

 

・私が浅利と同じ慶応義塾大学に在籍し自分でも演劇をやっていたことを知ると「僕は君くらいの年齢の時に、同じ大学で演劇をやり、それを突き詰めて今日を築いてきた。君はなぜ僕のようにやらないんだ?」と言われたんです。思いがけない問いに、その時は絶句するしかできませんでしたが、後になって浅利は私に、「君は演劇に殉ずる気はあるのか?」と問うたんだと思い至ったんです。

 

・演出家には人を説得する力や人間関係の問題を解消するなど、いろんな能力が求められる上に、演劇を経済的に成り立たせる算盤勘定もできなければなりません。これほど難しい職業はないと思うんです。

 

・舞台のレベルを高く維持することと、組織を経済的に自立させることの両方に責任のあった浅利は、この経験の中で力量を養ってきたのだと思います。お客様は正直ですから、舞台の品質が下がればすぐに離れて行ってしまいます。ですから心を鬼にして、俳優やスタッフを叱咤激励してきたのだと思います。現場に入った時の浅利(慶太)はそれは背中から炎が立ち上がるような気迫がありました。

 

・浅利は、芸能というのは社会的に逸脱者がやるものだという通念に強く異を唱えていました。演劇をやる人間は、まずよき社会人でなければならないということを、本当は口を酸っぱくして言っていましたね。

 

・才能に充ち満ちていて、ピカピカな俳優も来ますけど、ちょっとしたことで折れてしまう事はよくあります。むしろ、不器用だけれどもコツコツやる人のほうが大成する。浅利もよく言っていましたが、俳優として大成するのは、ウサギとカメでいえばカメのほうなんだと。カメは失敗しても、「自分に何が足りなかったんだろう」と内省しながら、ゆっくり確実に前へ進み続けます。四季でいま活躍しているメンバーは、皆努力家ですよ。

 

・浅利がよく話していましたが、「日本国憲法」の第二十五条に「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とあります。「健康で文化的な生活」には、演劇を自分が住んでいる街で気軽に楽しめることも入っていると思うんです。

 

・浅利はこんなことをよく話していました。保険会社は「安心」を、電機メーカーは「便利」を売っている。では我々は何を売っているか。それは「感動」だ。我われは、市民社会に感動を与える仕事に取り組んでいるんだと。

 

・人生は素晴らしいものだということをお客様にお伝えするのが我われの仕事です。優れた舞台を通じてお客様に人生の素晴らしさや人生の感動や生きる喜びをお届けする。微力ながら、私は浅利から受け継いだこの志の火を、これからも守り抜いていくつもりです。

 

 

 

池田雅之氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・(T・S)エリオットはもともとアメリカ人で、イギリスへ渡ってきて外国人の目でロンドンの労働者たちが生き生きと働いている姿を見ていた。それを様々なキャラクターの猫を通し表現することで、生きる希望、生きていく意味を鮮烈に書き出しているんだろうと思うんです。

 

・『キャッツ』は、日々一所懸命に生きている人、仕事に真剣に取り組んでいる人たちにすごく力を与えてくれる作品ですね。五歳から百歳までの皆のミュージカルです。

 

・浅利さんが生前おっしゃっていましたが、オーディションに来た応募者の才能は、ちょっと見れば分かると。しかしその人が内に秘めた「祈り」は、しばらく付き合ってみなければ分からない。この言葉も、僕の心に響いています。

 

・劇団四季には、ぜひこれまでにない新しい日本オリジナルのミュージカルを発信していただきたいですね。日本文化の素晴らしさを表現する日本発のミュージカルで、世界に平和幸福をもたらしてほしい。日本はその役割があると思う。そして、日本がブロードウェイと並んでミュージカルの本場になることを願っています。

 

・古代ギリシャの哲学者・エピクロスは「我われの唯一の仕事は、自分自身をなおすことである」と説いていますが、ボランティアの基本も自分直しと自分育てだと僕は思っているんです。そうでないと、人のためにやっているんだみたいな驕りが出てしまいますから、自分を試す道場であるという心懸けで、他者を通じて自分を省み、自分を育てていくことが大事だと思っています。

 

・我々が生きていく中では、差別やいじめといった辛い出来事にもたくさん遭うけれども、そういう理不尽な現実を抱え込みながらいかにして皆が生き生きと生きていくのか。そういうテーマが根底に流れている。『キャッツ』は、我われがこれから二十一世紀を生き抜くための道筋を示した「未来神話」だと、僕は捉えたんです。