ビジネス書籍や経営哲学や経営学などに関する話

ビジネス書籍や経営学や経営哲学など学んだ事を書いて行きます

マネジメントする人【マネージャー】の仕事と課題

f:id:hikiyose2:20190320151958j:plain

こんにちは

クローバーです^^

 

今回は「マネジメントする人【マネージャー】の仕事と課題」についての話を「マネジメントがわかる本」を題材に話していこうと思います。

 

【目次】

 

 

 

 【マネージャー】マネジメントをする人

 

当たり前のことを言うようですが、「マネジメントをする人」の事を「マネージャー」と言います。いろいろな言い方があるかも知れませんが、よくある言い方ですと、お店(店舗)の責任者を店長と言いますが、それを「ストアマネージャー」といったり、部長クラス以上執行役員や経営陣などを「エグゼクティブマネージャー」と言ったりします。立場や職場環境によって言い方に違いはありますが「組織の成果に責任を持つ人」を「マネージャー」というのです。

 

「マネジメント」とは「組織の成果が上がるための道具、機能、機関」を指していますし、「組織が成果を上げることに責任を持つ人」の事を「マネージャー」と言います。

ですから、先ほど例を挙げた言い方で例えるのであれば「店舗の成果を上げることに責任を持つ人」であれば「ストアマネージャー」でしょうし、「企業全体の成果を上げることに責任を持つ人」であれば「エグゼクティブマネージャー」となるでしょう。

 

一般的に「マネージャー」というと「他の人の働きに責任を持つ人」と思われがちですが、確かにそれ自体は狭義的な意味で間違いではありませんが、単に「部下や従業員の働き」だけに対して責任を持つというのは先ほどの「ストアマネージャー」などで店舗スタッフ数10人前後であれば部下や従業員のモチベーションや働きだけで目標達成も可能です。ですが、組織の規模が大きくなれば、それだけでは成果を上げることは困難です。

 

以前に「8つの目標設定」の話の中で「一般従業員の仕事と行動」という目標設定の項目の一つがありましたが、それがまさに「部下や従業員の働き」にあたりますので、「人の働き」だけではなく「企業の成果を上げる」という事がマネージャーの仕事と責任という事になりますから、「人の働き」だけでは到底達成は困難になるのです。

ちなみに「8つの目標設定の話」はこちらの2つです。

ドラッカーの目標設定(マーケティング・イノベーション)【マネジメントがわかる本】 - ビジネス書籍や経営哲学や経営学などに関する話

 

ドラッカーの目標設定【経営資源・生産・社会的責任・利益】 - ビジネス書籍や経営哲学や経営学などに関する話

 

「企業が上げる成果の責任を持つのは、トップマネジメント(経営陣)」と思われがちですが、先ほどの「店長」もそうですが、工場の責任者や○○課などの部門ごとの職長などは会社が何らかの成果を上げることに対しての責任を持っているのです。そのような人たちすべてが「マネジメントする人=マネージャー」という事なのです。

 

マネジメントをする人(マネージャー)の特徴

 

また、ドラッカーは「マネジメントする人の特徴」について指摘する時に「3人の石工」の話を掲げます。どのような話かと言いますと、ある日、3人の石工が旅人にそれぞれ「何をしているのか?」と聞かれたそうです。3人の答えはそれぞれ次の様なものでした。

①:これで食べているから仕事をしている

②:この国で一番腕のいい石工の仕事をしている

③:教会を建てている

 

この①、②、③人のそれぞれの答えで「マネジメントする人」というのは、言わずものがな、3番の石工です。3番の石工は「組織の目標(=ここでは教会を建てる)」に従って「自分の目標」を理解している人だからです。ちなみですが、①の石工のような人はマネージャーにはなれないとドラッカーは言っています。あなたが「自分は戸の石工のタイプなのか」という事を確認してみてもいいかも知れません。案外、「何とかマネージャー」とか「○○チーフ」と職位が付いていてもマネジメントをせずに一般職と同じことをやってしまっているかも知れません。

 

 

 

マネジメントをする人の2つの課題

 

「マネジメントをする人=マネージャー」には2つの課題があります。それが以下の2つです。

1:投入した資源の総和よりも大きなものを生み出す生産体系を創造する。

2:「決定」と「行動」において、ただちに必要なものと遠い将来に必要とされるものを調和させるという事です。

 

繰り返しになりますが「組織の成果を上げることに責任を持つ」のがマネージャーですので、先ほど少し例で触れましたが「人の働きに責任を持つ(部下の管理)」という事だけでは当然、不足しているのです。

 

では、先ほどの2つの課題に対応していくにはどのような仕事をしていく必要があるのでしょうか?それは分かりやすく箇条書にしますと次のようになります。

 

1:目標設定

2:計画

3:組織化

4:動機付け・コミュニケーション

5:評価・測定

 

まず、第一に目標を設定することが不可欠です。そしてその目標を実現するための人材や資源、手段を「組織化」します。その組織化した「人材」を動機付けしたり、円滑なコミュニケーションをとる必要があります。と同時に「人材の開発」もマネージャーに課せられた仕事です。そして実行した内容に対して「適切に評価する」という事も必要になるのです。

 

一般的に「マネージャー」というと「部下を管理する人」というイメージが強いですが、ドラッカーのいう「マネージャー」の仕事は多岐に渡り「組織の成果に貢献し責任を持つ」という人がそれにあたるのです。

 

という感じで今回はこのあたりで失礼します。

 

今回は「マネージャー」についての話でしたので、今回の動画は「高天原の最高指揮官」とも言われる「タカミムスビ様」をお祀りしている「高木神社」さんの動画です^^

 


心願成就のパワースポット高木神社

 

ご覧いただいたすべての人に幸運が訪れますように♪