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江崎玲於奈氏・牛尾治朗氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

 

こんにちは

クローバーです^^

 

今回は数(數)土文夫氏・出口治朗氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^

 

【目次】

 

 

 

江崎玲於奈氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・年を取ってからと言って何もしないということは、生きる力を失うことに繋がると思うんですよ。

 

・私は小さい頃なんかはむしろ体が弱くてね。痩せていたものだから、「鶴」っていうあだ名がついていたくらいでした。実はそのせいで府中の中学校を落とされたんですよ。おそらく健康優良児ではないと判断されたのでしょう。そんな私が(当時)九十三歳になったいまでも、五十分くらいの講演なら立ちっぱなしでやるんですから、分からないものです。

 

・やはり食べ物は人間にとって非常に重要です。その点、家内は既製品を一切使わず、すべて原材料から食事をつくってくれていれているんですよ。ジュースにしてもフレッシュなものを絞ってくれる。(中略)他にも、発酵食品がいいからというので、昔から毎食必ず二種類は出してくれるんです。

 

・研究と教育というのは職業としてかなり違うわけです

よ。研究というのは、自分で新しい分野を探索する主体的なものですが、教育の場合は学生たちに探求心を起こさせるわけですから、言わば脇役ですね。

 

・アメリカでは立派な研究者ではなくても、大学生を唸らせるような講義をする、教育者として立派な先生がいる一方で、日本ではよい教育をする教育者であっても研究論文が評価の対象になっている傾向が強いため、講義に対する意識が低いことが多い。

 

・私は研究者としては一応ノーベル賞をもらったものですから、たぶん一流の研究者ということになるんでしょうけど、果たして教育者として一流かということについてはまだ何も証明されていません。

 

・人間の知性というものは大きく二つに分けることができるということです。一つは分別力、もう一つは創造力。分別力とは知識の集積、創造力は取り入れた情報を取捨選択して活用する力と言い換えてもいいでしょう。

 

・私だけでなく、多くのノーベル賞の仕事は四十五歳以下でなされたものがほとんどです。裏を返せば、創造力は年を取るにつれて失われていくものなのです。

 

・人間が働く期間を仮に二十歳から七十歳までとすると、創造力は年とともに失われていき、七十歳でゼロになる。反対に分別力は二十歳の頃はほとんどなく、七十歳で頂点に立つ。ですから創造力と分別力が交差する四十五歳あたりが仕事でも人生でもピークになるというのが私の考えです。

 

・明日の世界がきょうの延長上にあれば、温故知新という言葉が成り立つわけで分別力が重要になります。ところが次々と新しい問題が起こってくる情報革命は、分別力だけではカバーできなくなってきていています。

 

・(日本が戦争に負けた一九四五年)当時、私は東京大学に在籍していましたが、私にとっての大学とは自分が生きていくミッションを見つける場でした。自分は何を得意とするか見極め、自分の能力が最大限に発揮できるようなシナリオを創作する。いま思えば、これが私の創造力を伸ばす上で大きな要因になったのだと思います。

 

・私は科学の進歩を促すために最も重要なのは、研究を的確に評価することにあると思っています。その点、ノーベル賞を創設したアルフレッド・ノーベルの功績というのは非常に大きいですよ。

 

・主要国の科学技術研究費はいまもどんどん上がり続けています。現在、日本の予算はアメリカ、中国に次いで三位につけてはいますが、私が気になっているのは、日本の予算が徐々に下がっていることです。科学技術への投資はすぐに成果を見込めるものではありませんが、未来への投資であるということを日本でもよく考えてほしいですね。

 

・(江崎の黄金律)「今までの行きがかりにとらわれない」「教えはいくら受けてもいいが、大先生にのめりこまない」「無用なガラクタ情報に惑わされない」「創造力を発揮して自分の主張を貫くには闘うことを避けてはならない」「子供のような飽くなき好奇心と初々しい感性を失ってはいけない」の五つです。

この五つは創造力を発揮するための条件であって、自分が主役のドラマを演じるためにも必要なことだと思いますね。

 

 

 

牛尾治朗氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・浅利(慶太)さん、人との繋がりを大切にする人でした。

私もしばしば食事やゴルフを共にしましたが、その交友は文化人に留まらず、政界、財界など各界に及んでいました。

 

・チケットをたくさん買ってくれた人にはお礼に食事に誘い、歓談するうちに相手はその人柄にすっかり魅了され、人間・浅利慶太のファンになるのでした。

 

・浅利(慶太)さん人柄は、組織運営にも存在に発揮されました。劇団の仲間に向かって自分の理想を語り続け、人間を動かしていく、日本では珍しいタイプのリーダーであり、経営者としての力量も極めて高い水準にあったと私は見ています。

 

・劇団四季が目覚ましい発展を遂げたのは、リーダーである浅利(慶太)の目的が単なる利益追求に留まらなかったことが大きいと思います。浅利さんは、演劇を通じて日本を世界に世界に冠たる文化国家と言われるようにしたい、という大きな夢を持っていました。

 

・日本にミュージカル文化を根づかせ、また劇団の進出を通じて地方に活力をもたらした浅利さんの功績の大きさを改めて実感させられます。

 

・次世代を担う若い世代から、大きな夢、理想を掲げ、社会に貢献していこうとする志の高い人が多数現れることを、私は願って止みません。