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山田宏氏・上甲晃氏・逢沢一郎氏・野田佳彦氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

 

こんにちは

クローバーです^^

 

今回は山田宏氏・上甲晃氏・逢沢一郎氏・野田佳彦氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^

 

【目次】

 

 

 

山田宏氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・高校の時にロッキード事件で世間がショックを受けている中で、NHKの大河ドラマで『勝海舟』をやっていましてね。同じ日本人なのに政治家はなぜここまで変わってしまったんだろうと疑問を抱いたんです。そこで勝の『氷川清話』を読んでみたら実に面白い本で、人物というのはこうやってつくられるのか。やはり日本には政治家を養成する場が必要だよなと考えて大学に入ったんです。

 

・(松下)政経塾からそろそろ政治家を出さなければならないと言われるようになった時も私は一人ずつバラバラに出馬するよりも、政経塾党をつくって乗り出したほうがいいと(松下)幸之助さんに何度も談判しました。しかしその時も「君、人間の勉強が先や」と。(中略)

実は幸之助さんはその後、政党の必要性を認識されてから私のことを思い出されましてね。「一度や二度断られたくらいでやめるような志の低さじゃいかんな」と言われたそうなんですよ。

 

・例えば職員の千人削減計画も、役所がつくる計画というのは、毎年これくらいが辞めていくから、例えば十年で三百二十七人などといった無難な数になるわけです。ところが千人となると、どうやってやるんだと必死に考える。やっぱり大きな目標があって初めて知恵が出てくることを、その時感じたんです。

 

・(松下)幸之助さんは経営のご苦労を積み重ねる中で、従業員の幸せ、家族の幸せ、取引先の繁栄を考え、それぞれ育む日本はこの先大丈夫やろうかという思いに発展していかれたんだろうと思います。

 

・私はいま防衛の仕事をしていますが、明らかに予算が足りません。弾道ミサイルを撃ち落とすPAC3だって十分な数のミサイルが入っていない。これが日本の防衛の現状ですよ。

 

・二〇一〇年に統計上初めて日本は人口が減り始めた。こうなることはもっと前から分かっていたのに、いまだにこの問題に手をつけていない。このまま放っておけば皆保険制度は持たなくなり、貧しい人は診療を受けられなくなりますよ。

 

・昔の政治家に比べれば、いまの政治家はレベルは高いと思うんですね。昔のハマコー(故・浜田幸一代議士)のような乱暴者もいないしスマートって言えばスマートなんですけど、官僚的と言えば官僚的で、大きな構想を持つ人がなかなか出にくくなっている。全体的に同じ魚の群れになってしまっていると思います。

 

・トラックで生け簀(いけす)の魚を運ぶのを見ていると、必ずアジの群れの中にウナギとか別の魚が入っているんですよ。不思議に思って聞いてみたら、異物を入れると緊張して鮮度が保たれるっていうんです。

やっぱりこういう知恵が大事で、政治家も異物が入りやすい制度にしないと活性化はしないだろうと思うんです。

 

・アメリカも中国も一番強い自分が弱者を支配していこうとする点で似ているけれども、日本は共に栄えていこうという考え方で二千年やってきた。その考え方以外にこれから世界を豊かにしていく力はないと思うんです。

 

・(松下)幸之助さんは日本人の特質として、「和を尊ぶ、衆知を集める、主座を保つ」という三つを挙げられました。それは我われ(松下)政経塾出身者にとって大切な基盤であるべきです。

 

・日本はどんな国かと問われたら、和の国だと私は答えます。自然と人間、民族と民族、宗教と宗教、伝統と近代化、いろいろなものが調和して発展させてきたのは世界中で日本だけです。「和の国。日本」という国家ビジョンを強力に打ち出して世界の繁栄を主導していくべきです。

 

 

 

上甲晃氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・経営の神様と謳われた松下幸之助塾主が私財を投じて松下政経塾を立ち上げたのは八十四歳の時でした。既に松下電器産業(現・パナソニック)の創業者として功成り名を遂げた人が日本の政治はこのままではあかん、我が国を導く真のリーダーを育成するんやと、あの年齢で決意したわけです。

 

・私も塾生の皆さんと一緒に(松下幸之助)塾主の話を随分聞きましたが、宝物みたいな言葉が次々と出てくるんですね。塾生は何と幸せな立場かと。松下電器の社員だってあそこまで塾主の話は聞いていませんでしたよ。それくらいにあの頃の塾主は、最後の力を振り絞って塾生に伝えたいことがあったわけです。

 

・(松下幸之助)塾主が(松下)政経塾のお茶室に泊まった翌朝、目が真っ赤になっているのを心配して塾生が声を掛けたら、「日本の将来を考えたら、心配で夜も寝られんのや」と答えたんですね。そのやむにやまれぬ思いというのが政経塾を立ち上げた原点じゃないかと思うんです

 

・(松下幸之助)塾主は、「日本には国家百年の計がない。日本には国家百年の計を持った政治家がいない」と言って松下政経塾を立ち上げました。お隣の中国は百年というスパンで戦略的に動いているのに、日本という国はどこに行こうとしているのか、国家のビジョンというのがなかなか見えてこない。

 

逢沢一郎氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・(松下政経塾に入ったきっかけは)とにかく松下幸之助という人に会ってみたいというのが最初の思いでした。あの立志伝中の人が、「いい日本をつくろうやないか」と呼びかけているのを見て、もう自分の行くところはここだと勝手に決め込んでいたんです。

 

・素直というのは、日本人には子供でも分かる馴染み深い言葉ですけれども、(松下)幸之助さんは塾生の私たちに「一番大事なことは、素直な心やで」と繰り返し説かれていましたよね。素直な心、素直な姿勢が人を成功に導くんだと。

 

・メリーランド大学の調査ですが、世界によい影響を与えている国として、日本がほぼ一位を維持していることです。日本の強みってそこですよ。日本はその強さ発揮して、中国と協力しながら世界に貢献していく。その成功事例を二十一世紀にもぜひつくっていきたいですね。

 

・いまは世界人口の一%が世界の富の四十%を握っているといいますが、これは米国流の金融至上主義がもたらしたものですよ。もちろん彼らによって二十世紀は大きく飛躍したのは事実だけれども、その延長線上に世界七十億人の幸せがあるかというと、そうではない。これを大きく修正していけるのは、やはり日本でしょう。

 

・私は一度、風呂上がりにパンツ一丁で体操をなさっている(松下)幸之助さんを拝見しましたけど、背中には膏薬が何枚も貼ってありましてね。自分が八十五(歳)になった時に、リスクを取ってあそこまでのことをやれるだろうかと、本当にその凄まじいまでの執念を感じたものです。

 

野田佳彦氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・運というのはとことん諦めない心なんですよ。(松下)幸之助さんは面接の時、我われが諦めない人間かどうかを見ていらっしゃったのかなと私は思うんです。

 

・ギリシャが信用不安に陥った時に一番困ったのが、医療サービスを受けている人たとでした。突然従来の治療が受けられなくなったんです。何らかのクラッシュが起きた時に一番しわ寄せが及ぶのは、そうした一番弱い人たちなんです。

 

・私が総理の時にやりたかったのは、太平洋憲章ををつくることでした。日本はこれからのアジア太平洋の平和と繁栄に向けたルールづくりを主導していくべきだと考えて、日米の共同ビジョンをつくるところで政権が終わってしまったんですけど、その具体例の一つがTPPだったんです。