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仕事と生きる目的

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仕事と休みはどちらが良いか 

 

今回は「仕事と生きる目的」についての話をして行きます。

【目次】

 

 

 

 

あなたは「仕事と休みはどちらが好きですか?」と聞かれたら、何と答えるでしょうか?私は間違いなく「休み」と答えるでしょう。

私でしたら、休みの日には、何時に起きて、何の本を読んで、どんなことをしようか。など、休み日の二日くらい前からワクワクしてきてしまいます(笑)

ですが、「休みばかりで仕事がない状態と、仕事がある状態ではどちらが良いですか?」と聞かれた場合、先ほどと同じような「休みが良い」という事は難しくなるのではないでしょうか?

実際に私も仕事がある状態だからこそ休みを楽しみにしたり、ワクワクしたりすることが出来てるのです。

 

実際に仕事が無くなり、毎日が休みだとしたらどうでしょうか?

実は、私は20代の半ばころに一人暮らしをしている状態で引きこもりをしたことがあります^^;

その時に私がやっていた事は「ラジオを聴く」「本を読む」という事だけでした。

その時の「本を読む」というのも何かを学ぶためや資格試験の勉強のための本ではなく、何となく読んでいたので、その時に得た知識はほとんど何もありませんでした。

もはや、何をする気力も無くなり、誰とも話すのも面倒になり、何をするのも面倒になり、近所のコンビニに行く時だけ外へ出て行くような生活でしたので、起きたら夕方近くになっていたり、いつ寝ているのかも分からないような感じで時が過ぎて行くだけでしたので考えることも「早く人生が終わらないかな」くらいの事しか考えていませんでした^^:

私が特別そのような状態になったのでなく、おそらく多くの人も仕事もやることも目的も目標もない状態であれば、そのようになってしまうのではないでしょうか?

 

実はドラッカーは次のような言葉を言っているのです。

ほとんどの人は、働かなければ道徳的にも肉体的にも堕落する。 

 確かに世界的に見れば「道徳的に堕落」という言葉が必ずしも遠からずだということも理解できるかも知れません。

「肉体的堕落」に関しては、先ほど私自身の話をさせていただいた、そのままという事になりますね。

定年を過ぎても多くの人が「働きたい」と思うのは収入面だけではなく、先ほどのドラッカーの言葉にもあるように「道徳的にも肉体的にも堕落する」ということに危機感を持っているのかも知れません。

 

 

 

知的労働者は生涯現役

先ほどの「定年を過ぎても働きたい」と思う人は「知的労働者」が多いと言われています。知的労働者とは専門分野を持つ人たちで、例えば弁護士さんや弁理士さんなどの「士業」の人たちや医師や研究者などの人たちがそれに当てはまります。

他にも作家さんや会社の経営者さん、お店のオーナーさんなども「知的労働者」といえるでしょう。

 

彼らにとっては、「仕事」というのは「生きて行くための手段」や「生活のために必要な労働」というのではなく、「自己実現のための手段」へと変わりつつあるのです。

自己実現とは簡単に言えば自分の存在意義(存在感)や可能性を追及して行く事です。

ですから「自己実現=自分の存在意義や可能性を追求する事」とするのであれば、例え会社からサラリーを得て働く労働者であっても「自己実現」や「自身の可能性の追求」を主に考えている人であれば「定年まであと何年だから、それまで頑張ろう」と思うのではなく「自分の可能性をもっと追求したい」というために働いている場合もあるでしょう。そのような人の場合、「定年を過ぎても働きたい」と思うのではないでしょうか。

 

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やりがいや達成感、生きる目的としての仕事

先ほど、お話しました「定年を過ぎても働きたい」と思う人たちの中で、弁護士さんや研究者さんなど専門分野を持つ人や会社員であっても「自分の可能性を追求したい」とか「自己実現をしたい」という人であれば、それは「仕事が人生そのもの」と言えるのです。

本来であれば仕事は「生活する」という目的があるといえるのですが、それらの人たちにとっては「生活する」ということも目的の一つであることは間違いはないですが、それ以上に仕事が人生で、仕事を通じて何かを成し遂げる事が目的になるのです。

 

このような人たちを「ワーカーホリック」という人もいるかも知れませんが、もし、あなたがあなたのついている仕事で真に「プロフェッショナル」となり得たいと思うのであれば、そのような心構えも必要になるのではないでしょうか。

「真のプロフェッショナル」を目指さない多くの人たちは、「いかに楽をするか」「いかにサボろうか」という考えを持ちがちです。

ですから、結果として建設的な考えよりもグチや弱音の方が多くなるモノです。

それが良いとか悪いとかの問題ではなく、あなたがあなた自身に「何を望むのか」という事になるのかも知れません。

 

もし、あなたがあなたの人生に「充実感が足りていない」と感じるのでしたら、「仕事」にそれを求めてみるのも良いのではないでしょうか?

あなたの「真のプロフェッショナル」を目指すことであなたの人生に強い目的が生まれ、人生の充実感が生まれるかも知れません^^

 

今回の動画は「商売繁盛」のご利益で有名な花園神社です^^

 


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