ビジネス書籍や経営哲学や経営学などに関する話

ビジネス書籍や経営学や経営哲学など学んだ事を書いて行きます

【マネジメント】企業の目的「顧客の創造」

f:id:hikiyose2:20200221224245j:plain

こんにちは

クローバーです^^

 

今回は「企業の目的」の話を「マネジメントがわかる本」を題材に話していきたいと思います。

 

【目次】

 

 

 

企業の目的とは

 

社会の中の組織には自治体や学校、非営利団体などがありますが、社会の中でも最も多くみられる組織と言えば「企業」になります。社会の中で最も多い組織である「企業」の目的はどのようなものでしょうか?「企業の目的」を知ることは「成果を上げる」という事に関してとても重要なことになるのです。

 

「企業の目的」に関してドラッカーは「顧客の創造」という言葉を使っています。この「顧客の創造」こそ、「企業の唯一の目的」なのです。

 

顧客の創造

 

企業は社会機関の一員ですので、社会やコミュニティ、または顧客の「ニーズ」を満足させるために存在しています。ですから、「顧客を満足させられない企業」は社会的な「存在意義がなくなる」という事なのです。

社会やコミュニティ、顧客などの誰かしら、何かしらのニーズを満足させ続けることが「企業の目的」という事なのです。それを言い換えると「顧客の創造」という事になるのです。そして、この「顧客の創造」が「企業の目的の唯一の定義」であるとドラッカーは強調しているのです。

 

マーケティングとイノベーション

 

では「顧客の創造」をするために「マネジメント」はどのような事で機能したらよいのかという事になりますが、それが「マーケティング」と「イノベーション」です。と言うよりも、ドラッカーは「顧客の創造のために企業がもつべき機能はマーケティングとイノベーションの『2つだけ』」と言っています。『』(二重かっこ)で強調させていただきましたが、「企業の唯一の目的」である「顧客の創造」の成果を上げるために企業が持つべき機能は「マーケティング」と「イノベーション」の2つだけだという事なのです。

 

「マーケティング」とは、簡単に言えば、顧客のニーズを探り、対応する製品やサービスを提供する機能の事です。いくら「社長や会長の思い入れのある商品」や「社運を賭けた商品」であっても顧客が欲しいと思うものでなければ購入されることはありません。そのように「顧客は何を買いたいのかを明らかにして、それを提供する」という活動の事を言います。

 

言い換えれば、企業が販売戦略を取らなくても顧客の方から「買いたい」と思えるような商品やサービスであれば自然と顧客は増えていきます。そのためには顧客にとっての効用や価値、価格、事情などを知らなくて行けません。そして、実際可能かどうかは別として「マーケティングの究極目標」は「販売をなくす=販売をしなくても売れる仕組みを作る」という事なのです。

 

マーケティングで顕在的なニーズに対応し、自ら「顧客の新しい満足」を作り出すことも不可欠になります。その機能が「イノベーション」なのです。「イノベーション(革新)」をドラッカーは「人的な資源や物質資源に対し、より大きな富を生み出す新しい能力をもたらすこと」と定義してます。一般的にイノベーションは「技術的な革新や発明」という意味で思われている事も多いのですが、そうではありません。

もちろん、新しい商品やサービスの開発もそうですが、「新しい市場の開拓」や「継続的な改善」または「既存の商品や技術を使って新しい制度や仕組みを作る」などもイノベーションと言えます。要するに「新しい経済価値を生み出す活動全体」を指しているのです。

 

これらの「機能」を更に高め、成果を上げることがマネジメントに課せられた責任なのです。

 

 

 

生産性の向上

 

「成果を上げる」という事に関していえば「限られた資源」を生産的に活用していくことが企業にとって重要になります。そのためには「生産性を向上させる」という事が不可欠なのです。

「限られた資源」というのは、いわゆる「経営資源」です。かつては「ヒト・モノ・カネ」と言われた経営資源は、昨今では「情報・時間・知的財産」を加えて6つになっています。

 

もちろん「ヒト・モノ・カネ・情報・時間・知的財産」を無尽蔵に使える企業であれば問題はないでしょう。「情報・時間・知的財産」を除いた「ヒト・モノ・カネ」だけでも無尽蔵に使えれば話は別です。ですが、それを考えるのは非現実的ですので、企業は「限られた資源」を有効に活用して「顧客のニーズ」を満足させて成果を上げる必要があり、そのための資源の生産的な活用の管理もマネジメントの重要な役割と言えるのです。

 

生産性の向上のためには、

「生産性の要因」を知っておく必要があるのですが、会計学や経済学では「生産性の要因」は「労働・資本・原材料」ですが、ドラッカーは「労働・資本・原材料」に「知識(知識労働者)」「時間」「プロダクト・ミックス」「プロセス・ミックス」「自らの強み」「組織活動の適正さ、活動間のバランス」を加えて6点が「生産性の要因」としています。つまり、これらの要因を向上させることで生産性が上がり、成果が上がる。という事になりますので、これらの「生産性の要因」をマネジメントの適用範囲として目配りしていくのもマネジメントの責務なのです。

 

・プロダクト・ミックス

⇒同一資源を使って出来る製品の組み合わせのバランス

 

・プロセス・ミックス

⇒工程の組み合わせ

 

「組織が成果を上げるための道具や機能、機関」がマネジメントですので、これらを駆使しながら「生産性」を高めて成果を上げていくことになるのです。

 

という感じで今回はこのあたりで失礼します。

 

今回の動画は日本の政治経済の中心・永田町に鎮座する日枝神社です^^

強力な縁結びや出世運・仕事運のパワースポットで有名です♪

 


【仕事運・出世運のパワースポット】日枝神社の藤棚~Hie Jinja Shrine - Tokyo~

 

ご覧いただいたすべての人に幸運が訪れますように♪