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戸倉蓉子氏・加藤茜愛氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

 

こんにちは クローバーです^^

 

今回は戸倉蓉子氏・加藤茜愛氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^

 

【目次】

 

 

 

戸倉蓉子氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・(看護師に興味を持ったきかっけは)ナイチンゲールの本を読んで、その生き方に衝撃を受けたんです。彼女はイギリス貴族だったんですけど、クリミア戦争へ行って傷ついた兵士たちのために献身的に尽くし、当時は死ぬ場所だった病院を生きる場所に変えました。ただ、いま振り返ってみると、私が憧れを抱いたのは看護師というより、彼女の改革者としての強さ、自立した強さだったと思うんです。

 

・成功してやるぞみたいな思いは全くなくて、自分が夢中になれる目標に向かって一つひとつやるべきことをやっていたら、今日に至ったというだけです。

 

・(いろいろな挑戦に対する)一番の原動力になっているのは、ナイチンゲールの「女性よ、自立しなさい」という言葉でした。若い時には自立ってどういうことなのかあまり分からなかったんですけど、自分で考えて自分で歩めることではないでしょうか。経済的なことだけじゃなくて、自分で考えた人生を進むことじゃないかと思っています。

 

・ナースから建築家を目指した時も、建築の仕事をバリバリやっている自分をイメージしながら試験勉強をやりましたし、イタリアで建築の勉強をしようと決めたら、ビックリするくらい早くイタリア語をマスターできたんですね。やっぱり明確な目標があったら、そのための努力も楽しんで打ち込めると思います。

 

・イタリアの建築家というのは、哲学者であり思想家でもあって、ただ設計するだけでなく、自分のつくるものでいかに人の役に立つか、社会をどう変えていくかを考えながら仕事をするんです。線を一つ引くのにも意味があるし、何をつくったら相手は幸せになるんだろう、街は綺麗になるんだろう、社会はよくなるんだろうって徹底的に議論するんです。向こうでそういう大切なことを学べたことは本当に大きかったですね。

 

・建築ってその方の人生をつくるものだと思うんですね。もっといい人生にバージョンアップしていただくためにも、諦めないでコミュニケーションを重ねていく。そうすると、あなたの言う夢に賭けてみようって決断してくださいます。ですから最後の決め手になるのは、お金じゃなくて信頼関係なんですね。

 

・人間は誰でもダイヤモンドの原石を持っていると思うんです。その原石は自分しか磨いてあげられないのに、原石を持っていることすら気が付かないで、よそに幸せを探しに行ったり、年齢を言い訳にして諦める人が結構多いと思うんですね。

 

・しっかりした志を持てるかどうかは、その人がどれだけ輝きたいかに懸かってくると思います。すごく輝きたかったら目標も高くなるし、時間の使い方も変わってきますよね。自分の立てた志によって毎日の生き方が自ずと決まってくるし、その志が高ければ高いほど、一瞬一瞬を大事に生きていけると思うんです。

 

・志というのは最初にバシッと掲げるというよりは、どこまで本気で自分を磨き上げようと考えるかどうかだと思うんです。そこに志もついてくるし、懸命に自分を磨く中で気がついたら到達しているものではないかと私は思うんです。

 

 

 

加藤茜愛氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・(講演会や研修などでの「魔法の伝え方」について)相手に何かを伝える際、正論を振りかざしてのストレートな物言いでは耳障りですし摩擦も生じやすいですよね。言いにくいことは極力言わず、相手に気づいていただき、自発的に動いてもらうようにするのがコツです。

 

・お酒の追加注文をしてきた酔客には、「これ以上お出しできません」では気分を害されるでしょう。「機上のお酒は楽しゅうございましょう。ここでちょっと一杯、お水はいかがでしょうか」などとやんわりお断りするんです。

要はお話しする相手に寄り添い、「あなたのことをとても大事にしていますよ」という気持ちをさりげなくお伝えするということが大切なのです。

 

・夫に対しても、慌ただしい朝に「洗濯物干してよ」と命令口調で言って喧嘩になったことは一度や二度ではありません。「言い方」「伝え方」は身近な人ほど難しいですね。

 

・(理想のリーダー像とは)弱さも含めて、自分の心の内をさらけ出せるかどうか。そして最終的に全責任を負う。自分が先頭に立って部下を引っ張っていくのではなく、国際線であれば十五人ほどのクルー一人ひとりが力を存分に発揮できるよう、調整していく役目を担っていると思います。クルー全員の心を一つにして、お客様を安全に、快適に、目的地にお送りさせていただく、このミッションに尽きます。

そして、お客様に「今日はいいフライトだった」と清々しく感じていただき、「またこのエアラインを利用してみたいな」と、そう思っていただけるような接遇を心掛ける。これはどのサービス業においても共通する課題ではないでしょうか。

 

・自身のアイデンティティ(自己確立要素)について真剣に考えた末、一度リセットして家庭に入ろうと退職に至りました。

しかし、退職のご挨拶をしている過程で、外資系企業や医療機関などからお声掛けいただき、また少しずつ仕事を始めることになりました。そこで、お客様一人ひとりの個性や価値を導き出し、アイデンティティを輝かせるお手伝いをすることが私の使命であると確信することができたのです。

 

・若い頃は、お客様へのおもてなしというのは、まず自分の心が豊かで満たされた状態をつくらねばと気が張っていました。コップの中には水がいつもいっぱいになっているような状態ですね。でも、横田南嶺先生(臨済宗円覚寺派管長)らの講演を拝聴する機会に恵まれ、人間として日々成長を志し、精進を続けてさえいればコップそのものもなくていい、ありのままの自分、純粋な部分をもっと出していいと思えるようになったのです。