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西精工社長:西泰弘氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

 

こんにちは

クローバーです^^

 

今回は西精工社長の西泰弘氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集「豊田佐吉に学ぶ」です^^

 

【目次】

 

 

 

経営理念や創業の精神とフィロソフィー

・当社がずっとぶれずに力を入れてきたのは、目先の利益機に繋がるようなことではなく、社員教育の徹底や社員が心から幸せに働ける職場づくりといった「土壌づくり」なんですね。土壌がしっかりしていれば、それが自ずと製品の品質やお客様の評価に繋がっていくはずだと考えてきたんです。

 

・「経営理念」や「創業の精神」を現場の社員に浸透させるために、当社が大切にしている二百の価値観を一冊に纏めた「西精工フィロソフィー」を活用し、毎日一時間の朝礼を続けてきました。京セラ創業者の稲森和夫さんもおっしゃっていますが、やっぱり毎日感謝したり、反省していないと、心構や人間力はすぐ低下してしまうんですよ。

 

・特に私が指示しているわけじゃなく、「経営理念」や「西精工フィロソフィー」に照らし合わせて、「お客様が来たら皆で元気よく挨拶しよう」と、社員たちが主体的に判断してやっていることなんですよ。トップダウンで指示しても、やらされ感ばかりで誰も元気よく挨拶なんてしません。

 

社員や部下を育てる

・(社員の主体性を引き出すために経営トップとして特に心掛けていることは?)それは、「もっとこうすればいいのに」と思ったことを、トップが社員に指示したり、ストレートに伝えないことです。ヒントは与えても、社員が自ら気づいて動くまでじっと我慢して最低十年は待つ(笑)。時間はかかるかもしれませんが、それが社員の主体性を引き出す一番の近道なんですよ。

 

・(大学を卒業して)東京の広告代理店に就職しました。(中略)

営業職でしたが、お客様には有名企業が多く、音楽や映画にも関わる事ができたので、仕事は非常に面白く充実していましたね。また、直属の上司が「君にこれができるの?」と、わざと闘志がメラメラ湧いてくるような言い方をしながら、仕事を全部私に放り投げるというか、一任してくれるわけです。

 

・(新卒の営業職)当時は日付をまたぐなんてこともしょっちゅうで、気が付けば何日も休んでいないこともありましたが、やっぱり誰かに指示されるのではなく、自分で考え自分で働くと、仕事は楽しくなってくるんですよ。これは広告代理店時代の大きな学びでした。

 

社内の雰囲気を明るくする、社風を変える

・(家業を継ぐために入った会社で)最初から取締役社長室長という立場で入社したのですが、想像していたのとは社内のイメージが随分違いました。確かに皆、仕事は頑張っているように見えるのですけど、どこか社内の雰囲気が悪いんですよ。いまでは信じられませんが、社員同士で挨拶はしないし、掃除もしない。社内に自分たちがつくった製品がゴロゴロと落ちているのを見た時にはものすごくショックを受けました。

 

・(家業を継ぐために)私が徳島に帰る一週間前には、社員が機材に挟まれてなくなるという事故も起こっていたんです。にも拘らず、それを知らされたのは入社してから少し経ってからで、再発防止に向けて何か変えようという動きもない。これでは事故が起こるのも当然だと思いました。

 

・私自身も入社してから僅か一か月後に腎臓の調子が悪くなって、一年の闘病生活を余儀なくされたんです。原因ははっきり分かりませんでしたが、もしかしたら、この社内の悪い雰囲気に(亡くなった)従兄も私の体調もおかしくしていたんじゃないかと思いました。私は映画が好きでしたから、何でもそういうストーリーを描くんです。

だから、治療を終え仕事に復帰して一番に思ったのは、社内の雰囲気を明るくする、社風を変えないとだめだということでした。

 

・ある日、営業部長が(当時自由参加だった)ラジオ体操をしている前を、ポケットに手を突っ込んだ新入社員が通り過ぎましてね。営業部長が「おはよう」と声を掛けたら、彼はポケットに手を突っ込んだまま、「おー」みたいないい加減な返事をしたんです。

その光景を見た私は、「このままではいずれ会社は潰れる、だめになる」と非常に危機感を覚え、まずは挨拶運動や「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)運動」に取り組み始めたんです。

 

・あとは、人事評価や給与体系の見直しですね。当時は社員の人事評価の基準が曖昧で、どんなに頑張っても一定の水準までしか給与が上がらなかったり、どんなに優秀でも若いうちは給与が低いままでした。それを(中略)客観的な評価項目をつくって、社員一人ひとりの頑張りやスキルが公平に給与に反映されるように変えていきました。やっぱり、自分の成果やスキルが正当に評価されないようでは、働きがいに繋がらないと思ったんです。

 

 

 

京セラ創業者・稲盛和夫さんの「盛和塾」での学び

・(社内改革の)大きな転機になったのは、四十歳になった頃、友人の誘いで京セラ創業者・稲盛和夫さんの「盛和塾」で学ぶようになったことでした。

 

・「盛和塾」に入る前に稲盛さんの『生き方』という本を読んだのですが、もう雷に打たれたような衝撃を受けました。『生き方』には、どうすれば儲けることができるかということではなくて、利他の心の大切さや人間としていかに生きるべきかが説かれていて、それまで抱いていた経営者に対するイメージが覆されたんですね。

 

・ある経営者の方が「盛和塾」の勉強会で自社の経営理念を発表した時に、稲盛さんは次のようにおっしゃったんですよ。

「あなたのつくった経営理念には、従業員のことが何も書いていないじゃないか。従業員を幸せにするためにあるのが経営理念なんだ」

 

社員の幸せが自分の幸せ

・社員の幸せが自分の幸せだという私の思いを皆に伝えました。不思議なことに、社員の幸せを実現することが経営だと思えるようになると、気持ちがすごく楽になったんです。もちろん、目の前の課題に対する悩みはありましたが、以前のようなしんどさ、感性的な悩みは消えていきました。

 

・父と二泊三日の合宿をし、(創業者の)祖父の働き方、当時のお客様や協力会社、地域にどんなことをしてきたかを思い出してもらい、会社として絶対に変えてはならないもの、捨ててはならないものを明確にしていったんです。「創業の精神」を守っていけば、当社はこれからも潰れることなく永続してけるはずだという想いがありました。

 

・社員一人ひとりが自分の人生、仕事の目的を定めた「ミッションステートメント」もつくっていきました。会社の理念が大枠としてありながら、同時に自分だけの理念を持つことで、社員がもっと自発的にいきいき働けるようになると思ったんです。

 

・私も含め、社員全員が目指すべき目的・目標を立てることが大事なんですよ。人間は納得する目的・目標があれば。誰かに指示されなくても勝手に心と体が動き出すものなんです。

 

・自律自助の究極は、やっぱり、一人ひとりが「自分は何のために生まれてきたのか」「誰のために生き、働くのか」という問い、使命感を持って日々の仕事や人生に向き合い、人の役に立つ幸せを実感することだと思うんですね。

 

・与えられた天分や個性は皆違うけれど、お互いにそれを尊重し合い、生かし合いながらお客様や地域社会に貢献していきましょうと、いつも社員に伝えています。自分の天分を発揮して誰かの役に立つことほど幸せなことはないですし、仕事や人生の原動力にならないはずはありません。