ビジネス書籍や経営哲学や経営学などに関する話

ビジネス書籍や経営学や経営哲学など学んだ事を書いて行きます

五十嵐裕子氏・本田有明氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

f:id:hikiyose2:20220131235139j:plain

 

こんにちは

クローバーです^^

 

今回は五十嵐裕子氏・本田有明氏の名言・格言集です^^

 

【目次】

 

 

 

五十嵐裕子氏の名言・格言集

・地域の方々も含めて、(全米チアダンス選手権大会)五連覇といったことに喜んでくれるのは嬉しいんですけど、必ずしも勝つことだけに焦点を当てているわけではないので、少し複雑な心境ではあるんです。

一所懸命競技に取り組んでいくうちに、いつの間にかたくさん優勝していたなというのが実感ですね。

 

・結局、人づくりなんです。

もちろん(チアダンス選手権で)優勝するのが目標ですけど、とにかく一人ひとりの人間的な成長に焦点を絞って日々取り組んでいたら、その結果、優勝できるようになりました。

 

・日本人の真面目なところ、協調性のあるところ、そして細やかなところまできちんと(チアダンスを)揃えられるところです。

(中略)日本人はチーム力で勝てるということがやはり大きいですね。

 

・もちろん、自立型チームをつくるにはとても時間がかかりますけど、私はずっとそれを目指してきました。

(中略)生徒は自分たちがやりたいと思ったことは何時間でもできてしまうので、私はその自発性を大事にしたいんです。

 

・私は生徒を変えたかったし、学校も変えたかった。生徒たちには自分に自信を持ってほしくて、もっと向上心を持ってほしくて・・・。と、とても欲張りでした。

でも、なぜうまくいかなかったのかと言えば、私が生徒たちを見下していて、どうしても認めてあげることができなかったからなんです。

 

・私はその年から目標を共有できる生徒だけを入部させることにしたんです。

この部活は(チアダンス)全米選手権の優勝を目指すので、当然練習は厳しくなります。それから校則は守ってもらいますよと。

この二つをよしとする生徒のみをを受け入れることにしました。

 

 

 

・私がなぜ前任校で失敗したかと言うと、自分一人で何でもやろうとしてしまっていたからでした。意欲とエネルギーはあっても、総合的に物事をみることができなかったんです。

 

・私個人としてはまだまだ未熟ですからしょっちゅう困るんですね。壁に突き当たる。

そういう時はすぐ本屋さんに行くんです。本屋さんは私の薬箱みたいなもので、何気なく手にした本に書かれた言葉がいつも処方箋になってくれる。

 

・高校生活って三年で終わりますけど、彼女たちの人生はその後もずっと続いていくわけじゃないですか。

ですから長い目で見た時に、ダンスの上手いとか下手という物差しだけでは、人として上等かどうかは決まらないですよってことは、いつも言っています。

 

・人として上等っていうのは、果たしてどんな人を目指せばよいのか。これまでずっと考えてきたんですけど、最近よく言っているのが「周りに喜びや幸せを与えられる人になる」ですね。

それと感謝の気持ちを持てる事が根っこの部分になりますね。

 

・(変革を起こすために必要なことは)目の前にないものを見る力、つまり想像する力と、それを伝える力です。

特に伝える力が大切で、諦めてしまいそうな状況に陥った時でも私が果敢に前進できたのは、思いを共有できたからだと思います。

 

・『論語』にもあるじゃないですか。「徳は孤ならず、必ず隣有り」って。

たとえたった一人からのスタートであっても自分の信じた道を歩み続けていれば、必ず道は開けるんだっていうことを私は体験をとおして学ぶことができました。

 

 

 

本田有明氏の名言・格言集

・(『葉隠』の)最も心の支えになった教えを一つ挙げるとすれば、やはり日常の意思決定の心得を説いた「七息思案」でしょう。

これは、心が定まらずおろおろしてはよい思案はできない、だから物事の決断は七回呼吸するうちに決断しなさいというシンプルな教えです。

試しに、大きく七つ深呼吸しながら、考えに集中してみてください。凛とした爽やかな気分になって、大抵のことは判断がつくはずです。

 

・「奉公人は四通りあるものなり、急だらり、だらり急、急急、だらりだらり」という(『葉隠』の)教えも、部長職などをやっている時には大いに役立ちました。

この教えを知ったことで、部下を持った時に、「最初から優秀な人材などいない。『急だらり(理解力は遅いが行動は速い者)』をいかに『急急(飲み込みも仕事ぶりも素早い者)』に育てるかは自分次第なんだ」と、気持ちがリラックスし、優しい眼差しで部下に接することができるようになりました。

 

・部下が失敗したのは自分が悪かったからだ。部下は悪くない。

『葉隠』にはそれに類する真鍋公の逸話が数多く紹介されており、そのことから(山本)常朝は自責タイプ、人望の厚いリーダーを理想としていたことが分かります。

 

・一代で会社を築き上げた中小企業の経営者には、「マキャベリスト」を自称する人がよくいますが、やはり、そのような経営者の会社は短期間で大きな成果を上げることはできても、長く発展し続けることはできません。

 

・私のコンサルタント経験からも、発展し続けている会社の経営者は、(『葉隠』の)鍋島公のように部下に尊敬され「この人のためなら頑張りたい」と思わせる人望の厚いリーダーです。

 

・出世は早いより遅いほうがよいというのは、実力主義、成果主義が唱えられている現代からすれば古臭いと思われるかもしれません。

若い頃から出世、成り上がろうとすれば、目上のご機嫌を伺う「腰巾着」になってしまったり、周囲に妬まれて足を引っ張られたりと、どこかで必ず大きな落とし穴が現れ、大きな仕事ができなくなってしまうからだと。

 

・カウンセリングの用語に、相手に身を寄せるように、共感的な気持ちでしっかり耳を傾けなければ、相手の言い分をきちんと理解することはできないという「積極的傾聴」があります。(山本)常朝が説いてることも同じです。

人間関係はすべて「相手の言うことを丁寧に聞く」ことから始まります。

 

・勝海舟は「十年先のことを見据え、自分を律することができる人」こそ、優れた人物であるという言葉を残しています。

『葉隠』もまた、自分自身や組織を変革し、大きな仕事を成し遂げるためには、「十五年先」を見据えることが肝要だと述べています。

 

・『葉隠』は、武士たる者は長期的な視野に立ってコツコツ地道な努力するとともに、「武勇は、我は日本一の大高慢にてなければならず」と、「仕えるお家、会社を支え、自分がいずれ変革していくのだ!」という強烈な自意識、覚悟を持たなくてはならないとも説いています。

 

・仕事も人生も常に十五年先、いまを置かれている立場の二つ、三つ上の視点で考え、日々、地道な自己研鑽に努めることによって、やがて訪れる変革の時に備えることができるということです。